Diary 2003」カテゴリーアーカイブ

2003年の日記。

2003/12/30

後から冷静になってみると、その時に見えないものが見えてくることがある。

と、思った理由は、日記を見返してみて昨日は結構良い日だったんだな、と分かったから。うん、昨日は良い日だったよ、としみじみ余韻に浸っています。

今日で仕事納め。2ヶ所で納会は流石に体力的にきついものがありました。挨拶代わりにビールを注がれるたびに、内心ムンクの『叫び』状態となって飲んできました。元々ビールはあまり飲めないのですけれど、こういう場所ではビールしか出ませんからねぇ。

2003/12/29

波瀾万丈の一日でした。

まず朝方、会社の上司から「今月の給与は今年中は無理」という宣告が下され、かなり人生真っ暗モードに入る。

午後半休を取ったので、昼からコミックマーケット(略称コミケ)会場にタクシーで駆けつける。売り子をやってくれていたM嬢に、持ち込んだ同人誌の殆どが売れてしまったことを聞かされ、仰天。コミケ参加者の購買意欲を甘く見ていたことを反省する。と、同時にサークルのチェックをしてくれた人がいたことで、かなり嬉しくなる。

午後は同人誌を売りつつ、サークルに遊びに来てくれた大学の後輩や、友人達とお喋りする。差入れもいただく。ありがたし。

残り一冊を残してコミケ終了。人生初の完売御礼はならなかったけれども、十分満足な結果となった。

夕方はM嬢や友人Nとお茶会の後、他の友人達と忘年会に参加する。名古屋から来た人もいて、一般的な意味で「有朋自遠來、不亦樂乎」といったところ。昨日は酒を飲み過ぎて貧血を起こしたので、今日は控えめにする。ほろ酔い加減でいい感じ。食後、友人に新刊を買っていただく。人生初の完売達成!

帰宅後、会社の上司よりメールが来ていたのを見つける。給料は出ないけれど、遅配してた夏のボーナスは出るよ、とのこと。安堵&驚喜。

一日は 終わりよければ 全て良し

2003/12/28

ふと思い立って、友人Tと千駄木の稲毛屋で飲みました。日本酒を飲み、肴に舌鼓を打ち、鰻をいただきました。赤ホヤの塩辛は、案の定お気に召されたようです(本当にこれは美味いのだ)。他にも鴨やら、牡蠣の佃煮やら美味しいのなんの。

で、店主の娘さんと思しき小学生の女の子がお手伝いをしていて、すんごく可愛かったです。お料理を運んだり、お酒をついでくれたり大活躍。と同時に「私たちってダメなオトナだよねー」とちょっぴり罪悪感にかられたりもして‥‥。

さてさて、明日は決戦です。同人誌、売れるといいなー。それにしても、自分のサークルが壁際だと人に言われて気が付いたのが1週間前というのが、既にぼけている証拠ですな。てわけで、新刊は無いです。すいません。

2003/12/27

『悪代官』という日本酒があるらしい。しかも大吟醸。ちょっと気になります。

あまりに砂糖が減らないのと、もらったリンゴが減らないのとで、リンゴのコンポートを作ってみました。100円ショップで買ったシナモンと一緒に煮るとぼけたリンゴもなかなか美味です。今のところ、ファーストフード店やカフェで(半ば問答無用に)もらった砂糖で足りていますし、リンゴも実家にまだまだあるようなので、暫くおやつはタダでいけそう。とはいえ、今回のリンゴは3週間ほったらかしだったのには流石に反省しました(苦笑)。

2003/12/25

年末になって急に慌ただしくなってきました。バグだらけの某プロジェクトを前任者から引き継ぐ作業と、私自身が後任に引き継がせる資料の作成とで、てんてこまいです。あー、来年夏までは残業三昧だろうなー、憂鬱だなー。

有給が28日も溜まっていました。来年の目標は「月に2日は休むこと」にしよう(無理)。

読書:アンダーソン『増補版 想像の共同体』(2日目。ナショナリズムについての名著です)

2003/12/22

悪戯しちゃダメ。騒いじゃダメ。サンタが町にやってくるから。

激動の1年もあと1週間。サンタではなくケーキが会社にやってきました。それもホールケーキが30個以上、お子さまシャンパンのシャンメリー付き。クリスマスで役員達が自腹を切って購入したようです。この会社のこういうところが好きなんです、けれどねぇ、今年は(以下略)。

ラッキー、と思ってチーズケーキを選んだのも束の間、「‥‥今日、直帰しようと思っているのですけれど、これ持って客先に行くというのも‥‥」。いかにもクリスマスな箱を携えてお客と打ち合わせ。これはかなり微妙です。でも持っていきました。恥は捨てようと思えば捨てられるものです。ついでに冷蔵庫も借りました(とほほ)。

2003/12/21

散歩がてら、年末のコーヒーを買い出しに入谷の問屋まで行きました。

谷根千(谷中・根津・千駄木の略)はお寺の多い界隈ですから、あちこちでぼちぼち注連飾りを見かけるようになっています。今朝の冷え込みに比べて日当たりも良く、なかなかの散歩日和。

母が2週間も前に注文しながら受け取りに行くヒマがなかった件のコーヒーは、問屋さんがわざわざ今朝方挽いてくれたものです。オリジナルマイルドブレンドがミディアムローストで1kgと、スマトラマンデリンがフルシティローストで600gの買い物でした。流石にちょっと重かった。

そうそう、“近代市民社会の黒い血液”(by 臼井隆一郎)というコーヒーの喩えは言い得て妙だと思います。ま、お茶もコーヒーのどちらとも、労働者がカフェインで眠気を飛ばすための広義のドラッグですから、紅茶は“紅い血液”だし、中国茶は“褐色の血液”だし、緑茶は“緑の血液”となります‥‥緑はイメージ的に微妙だなぁ、人間じゃないみたいだ(笑)。

2003/12/20

久々に渋谷へ。あそこは相変わらず人が多いです。渋谷駅から徒歩1分の穴場レストラン「エリヤ(Elijah)」で人の流れを眺めながら昼食をとり、タワーレコードでCD漁りをしてきました。というわけで、以下は釣果。 ハモンドオルガンとドラムによるアンビエント音楽Sagor & Swing“Aut Hanger Samman”は展開の早いクラウス・シュルツといった風情。プログレとしても聴くことができます。手当たり次第に試聴して購入を決めた安東ウメ子『ウポポ サンケ』は、アイヌの歌をベースにした良質の作品です。音楽の性格として細野晴臣と相性が良さそう。ヤァラルホーン『海の女神の叫び声』は軽やかなヴォーカルが印象的なトラッドでした。もちろんプログレッシヴ・フォークとカテゴライズされるに相応しい斬新さが曲に漲っています。それにしても、最近聴くCDがかなり口琴づいているなぁ。好きですけれどね、あの“びょんびょん”している音。

読書:フレイザー『金枝篇 下』(読了。長い道のりだったね‥‥)

2003/12/18

29日の午後半休を(かなり強引に)ゲットしました。某イベントのサークルブースに13時半ころには到着できます。やれやれ。

読書:フレイザー『金枝篇 下』(10日目。ぼちぼち壮大華麗な連想ゲームの結論)

2003/12/17

今週より「二度寝撲滅運動」実行中。寒いのでここしばらく二度寝の癖がついてしまっていました。これはいかん、と小細工を弄して寝ないようにしています。目覚まし時計を止めたら薬缶に火をいれる、起床30分前に暖房のタイマーをセットする、CDを大音量で聴く‥‥。朝マックを食べよう! と、気合いを入れるのも効果的です(笑)。

読書:フレイザー『金枝篇 下』(9日目。魂の外在、というか、“桐の木と母子”といったたぐいの話がオンパレード)