Diary 2005」カテゴリーアーカイブ

2005年の日記。

2005/06/14

怒濤のような法事が終わり、親戚の子供達の相手をして消耗した体力もようやく回復しました。ここ数日は朝晩、引き出物の菓子を食べて生活しています‥‥‥初夏に大量の生菓子を引き出物にする叔父はチャレンジャーだ。それでも昔に比べて、人に漬物と菓子とお茶を強制しなくなっただけ随分過ごしやすくはなったような気がする。

HMV に頼んでいたCDが届きました。注文した10枚のうち、在庫切れが5枚、データミスで誤配送が1枚と成功率は高くないなぁ。まぁ、少々マニアな盤もあったから仕方がないか。届いたのは In Extremo、Sainkho、Iva Bittova、Burhan Ocal & Pete Namlock という面々。

Sainkho の“naked spirit”はホーメイだけではなく、トゥバの歌全般の現代的アプローチといった趣の1枚。Garmarna の“Herr Mannelig” と同じ民謡を収録していたので買った In Extremo は中世メタルでドイツ語やスウェーデン語、ラテン語をシャウトしています。ドイツ人って音楽は享楽的なものが好きだよな、と思うのですが実のところどうなんだろうね。Iva Bittova は不思議な音楽です。声の使い方が奇跡的に「変」。この人はロマ音楽で括っちゃいけないかも。Burhan Ocal & Pete Namlock の“Sultan Orhan”はトルコとロマの伝統音楽ベースのトランス音楽。イスラム圏やインド圏の音楽はエレキと相性が良いですな。

読書:ホーガン『巨人たちの星』(2日目)

2005/06/07

大学時代のサークルの先輩が結婚した。一般人と。そして盛大に“新婦を見物する会”と称する二次会が開催された。しかし、二次会までの道程も長く、2ヶ所同時障害をデータ操作でなんとか処理し、三鷹→築地→池袋と経由して会場に到着。そして始まった二次会では、もう大変なことに。

結婚おめ!コピー誌が配られ、新郎が貧血で挙式を一時中断させてしまったことが早々と暴露され、サークルの自主作成(バカ)映画が流され、某アニメ映画版のラストシーンを流しつつ新郎新婦へ「おめでとう」を連呼したり、最後にはベルギービールやドイツビールの回し飲み状態でタクシーで帰還、と思い出すだに記憶はゴージャスてんこもり。

良かったよ、ノリの良い新婦さんで。こんな連中を笑って許してくれて。Y先輩、結婚おめでとう。

2005/06/05

天気が良かったので毛布を洗濯したところ、均等に付着していた埃がマーブル状に溜まってしまい、何とも見栄えの悪い仕上がりに。おまけに物干し竿も2階から落としてしまって近所迷惑の上に、拭いたはずなのに黒々とした汚れが毛布にうつってしまいました。なんかやらない方がマシだったか? まぁ、そのままにしていても仕方ないので、今日は一旦干して埃をはたき落とし、今週中にもう一度毛布を再洗濯する予定。

2005/06/04

昨日はシステムトラブルに翻弄された一日でした。とあるUNIX系のOS+メジャーなDBソフト+とある時刻合わせソフト+不幸なタイミング=サーバダウンなんてアリですか? システムが大きいので調整に時間をくい、とにかく疲れました。

来週は祖父の法事だし、今週はのんびり休むことにします。

2005/05/30

昨日は遊び疲れたので、今日は早く寝よう。で、この時期恒例の、有明で開催される例のやつの結果は私集に。

読書:マーティン『タフの方舟 1』(1日目、マーティンの連作中編集)

2005/05/28

行きつけの酒屋でベルギービールに力を入れているところがあり、少しずつ飲み比べています。高いのが難点ですが、黒ビールの濃厚でフルーティな味がたまりません。飯田橋にある、語学学校近くのベルギービールバー“Bar Funaz”もいつか行ってみたいな。

語学レッスンの帰りに、無性にフォーが食べたくなったので御徒町の“ソンフォン”に不時着し、フォー・ボーを堪能しました。フォー・ガーは相変わらずメニューには載っていませんが、フォーのレベルは以前より多少上がってるか。レタスの小皿が付くようになったし、ちゃんとコリアンダーも入っています。とはいえ、コリアンダー以外の香菜もたっぷり入っている本場のフォー・ガーもそろそろ食べたい。ハーブの枝から葉っぱをぶちぶち千切って、フォーに混ぜるようなやつ。

さて、その後、商店街の八百屋でコリアンダーが4パック100円だったので衝動買いしたのはいいのですが、メニューに苦慮しています。フォーの他に何があったかな。

購入:高羅佩『狄仁傑奇案』(代々木の某書店で偶然発掘しました。ちなみに、ここに『越南漢喃銘文匯編 第一集』がさりげなく入荷されていたりする)

2005/05/27

会社の引越も近づき、荷物を色々とまとめています。新オフィスはかなりこぢんまりしていて、随分人が辞めんだな、と実感。まぁ、上司連中が辞めた中でも幹部クラスや技術力のある人の人脈は死守していて、割にそういう人が訪問してきてたりして、寂しい感じはしないのですが。

2005/05/23

このサイトでこんな話題も恐縮なんですが。斜め向かいの家から毎夜のようにアダルトなビデオの音声が聞こえてきて、そこそこ参っています。しかも2時間くらいはざら。もう入居時からずっとなので、今後も続くでしょう。マニアか、エロビデオマニアなのか? もう、いい加減にしてくれーっ(泣)。

読書:コールダー『デッドガールズ』(2日目)

2005/05/22

母校の図書館で文献検索。ベトナムの陳朝大越に攻め込んできた連中の人的構成を確認したかったので、大元治下の江南についての文献をざっくり浚ってきました。この時代・地域の専論って、一昔前のやつは意外と少ない(少なくとも日本では)。両宋の論文はうなるほどあるっていうのに。言い換えれば、大元治下の江南についての研究は「未開の沃野」とも言えるのかも。いや、「隠れ家」か? 取り敢えず今回は上層部編ですが、下っ端編は自力で調査しなければならない予感がします。

ついでに故山本達郎先生の「鄭和の西征」上下(東洋學報21-3,4、1934)も複写しました。鄭和ものの嚆矢となった画期的な論文であり、『明實録』を駆使した最初期の論文なので、一度は目を通しておこうと思った次第。

読書:コールダー『デッドガールズ』(1日目)

2005/05/21

昨日は仕事を休んで某学会の某会議にこっそり参加。英語に中国語に日本語の飛び交うパネルを聴いていました。

それと最近ちょっとばかり大元が南宋を接収した後の江南に興味があったのですが、いくつか情報を小耳に挟んでいます。明日は母校で文献を検索する予定。それとリ・タナの論文が翻訳されていたなんて見落としもいいところ‥‥。

しかし、先生方に挨拶できなかったのが残念。挨拶しないのは失礼かな、とは思うのですが、過去に直接指導を受けているわけでなし、一アマチュアがいけしゃあしゃあと出しゃばって良いものかどうか未だに迷っていて、つい躊躇してしまいます。orz

久々のベトナム語レッスン。新しい先生と初顔合わせです。前の先生はハノイっ子でしたが、この先生は中部出身らしい。久々に中部方言を聞いて、自分が北部方言に染まっていることを自覚しました。現在、会話が破滅的にできないので、暫く会話と作文を重視するようにお願いしました。

特別展を見に、印刷博物館へ。揺籃本は試行錯誤のあとがうかがえて、興味深いものがあります。とはいっても、やはり以前のバチカンの写本の展覧会よりは地味な印象がぬぐえません。

読書:綾辻行人『暗黒館の殺人 下』(昨日読了。安心して読める実力の作家ですな)