Diary 2005」カテゴリーアーカイブ

2005年の日記。

2005/11/05

国立博物館の「北斎」展と東京駅の「ベトナムの近代絵画」展をハシゴしてきました。

「北斎」は構図や色彩構成に興味深い展示が多かったものの、人の多さに敢えなく退却の憂き目に。平日に休暇を取って再チャレンジの予定です。「ベトナムの近代絵画」の方は、近代以降のベトナムの漆絵、絹絵、油絵やポスター、伝統的な版画を紹介した展示でした。日本ではちょっと珍しいテーマですが、それなりに数が揃っていて良い展示だと思います。少なくとも「北斎」よりはゆっくりじっくり鑑賞することができました。東京駅の赤煉瓦がまたよく絵の雰囲気と似合います。漆絵は独特の光沢や彫漆技法があるので実物を見た方が面白いかも。全体的にしっとりとした画風の絵が多いです。ベトナム美術って日本人好みだと思うのですが、如何でしょう?

読書:戸部良一他『失敗の本質』(3日目)

2005/10/30

派遣先の移転ということで、日曜出勤でした。折角の日曜日なのになー、と思いつつ、来週は代休をとる算段をしています。たまには息抜きで、真珠展を見に行ったり、バートンのチョコレート工場を観に行こうかな、と。昨日は見事に寝込んでたもんなぁ。身体が楽になったのが夕方5時で、本当に悔しかった。

本とCDで月3~4万費やす生活をどうにかしたい、とは思うものの、このストレス解消方法が私としては一番健康的なので止めるわけには参りませぬ。ハマったら徹底的にやるクチなので、うっかりパチンコや飲酒に走ったら大変なことに‥‥。

読書:酒井邦嘉『言語の脳科学』(読了。文法が生得のものであるという意見は、仮説としても面白いです。失語症でもひらがなと漢字とで認識能力に差があるという例が本書にありましたが、数年前、アメリカかどこかの研究で、英単語が読めない子どもに漢字を教える試みがありましたっけ。ローマ字と漢字とでは文字の認識方法が違うという説をもとにしたそうで、結構良好な結果だったとか)

2005/10/28

派遣先の仕事が忙しくて、脳味噌が焦げてしまいそうです。

先日、母から「あんたって、お父さんそっくりの話し方をするのね。オーバーに言うとことか」と言われました‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥そういえば似ているかも。

2005/10/22

リフォームの引越が明日に延期となり、一日ひたすら休養。CDのジャケをスキャンして、データベースに登録していました。気長に登録していますけれど、作業完了までまだまだかかりそうです。普段からやっていれば全く面倒でもなんでもない作業なんですがね。

高羅佩をちょっと更新。『柳園の壺』を更新したと思っていたら忘れていたようです。書院や音曲も書きたい物がいくつかあるので、これらもそのうち。

2005/10/19

久々に道路が乾いています。月も随分高く昇るようになりました。私としてはこれくらい寒い方が好きですが、早くも派遣先の職場では風邪が蔓延しつつあります。うがい薬をそろそろ買っておかないと。

2005/10/17

中国のチベット系シンガー三姉妹、シュエリエン。声は良いんだよな。でも伴奏が最悪。歌を抜いたらそのままカラオケって、ちゃち過ぎる。日本で活動するアジアンシンガーは割とこういうセンスの良くないアルバムを出す傾向があります。多分に彼女たちが悪いのではなく、プロデューサーが悪いのだと思いますが。なんでもシンセかオーケストラで“雄大”にすればいい、ってもんじゃない。“ヒーリング”にすればいいってもんじゃない。日本でこれなら売れるだろう、という魂胆が見え見えな曲作りをしないで欲しい。もぅ、本当に勿体ない。

読書:中村雄二郎『魔女ランダ考』(3日目。文化と暴力については確かこの頃、ホットなテーマだったなぁ)

2005/10/16

資格試験終ー了ー。資格取得は望み薄ですが、暫く羽目を外すつもりです。

読書:中村雄二郎『魔女ランダ考』(2日目。ジャワ世界最大のトリックスター“魔女ランダ”とこのテーマに関連する論が面白いです。古いような、古くないような、判定に多少困る考察もありますが)

2005/10/15

アパートから2件隣の建物が解体工事中のため、朝から一日中、震度2程度の揺れが断続的に続いています。早いところ終わって欲しいものですが、建て替えだとしたらまだ暫くはこの振動が続くわけで、なかなかに憂鬱な日々は終わりそうにありません。本棚とか、鍋とかカタカタいってるよ‥‥。

九州国立博物館が開館したそうで。コンセプトが“日本文化の形成をアジア史的観点からとらえる”とのことで、一度は行ってみたい場所です。

2005/10/12

束の間の秋晴れでしたが、私の体調は秋雨真っ最中です。風邪をひいて早退してきました。熱で怠いし、腹は痛いし。

2005/10/11

派遣先の会社がオフィス移転するとのことで、古い文書や旧バージョンのメディアを処分する作業にかり出されました。社内回収に間に合わなかった文書を裁断する程度ならば良いのですが、数百枚にもなるCDの破砕には四苦八苦していました。屑が詰まって故障寸前なシュレッダーを慌てて掃除したり、熱されたプラスチックの臭いで気持ち悪くなったり。

とりあえず言えることは、「一年に一回はオフィスの物を整理しておけ」。後で苦労しますから、本当に。