国立博物館の「北斎」展と東京駅の「ベトナムの近代絵画」展をハシゴしてきました。
「北斎」は構図や色彩構成に興味深い展示が多かったものの、人の多さに敢えなく退却の憂き目に。平日に休暇を取って再チャレンジの予定です。「ベトナムの近代絵画」の方は、近代以降のベトナムの漆絵、絹絵、油絵やポスター、伝統的な版画を紹介した展示でした。日本ではちょっと珍しいテーマですが、それなりに数が揃っていて良い展示だと思います。少なくとも「北斎」よりはゆっくりじっくり鑑賞することができました。東京駅の赤煉瓦がまたよく絵の雰囲気と似合います。漆絵は独特の光沢や彫漆技法があるので実物を見た方が面白いかも。全体的にしっとりとした画風の絵が多いです。ベトナム美術って日本人好みだと思うのですが、如何でしょう?
読書:戸部良一他『失敗の本質』(3日目)