Diary 2005」カテゴリーアーカイブ

2005年の日記。

2005/11/30

風邪を引きました。出社したのは午後からですが、頭は痛い、身体は痛い、喉は痛いで散々。先週、同僚で同じ風邪を引いていた人がいたので、そこからもらったようです。

読書:レナルズ『啓示空間』(7日目、読了。うーん、分厚い。京極夏彦作品とためを張りますね。SFの大ネタが感動にまで昇華しきれないのはやや残念)

2005/11/29

システム大障害からどうにか日常に復帰しました。10日間遅れた年末スケジュールがとばっちりを受けて、現在取り返すのに大わらわ状態。いろいろとネタはありますが、ほとんど Ora*le トリビアネタなので、解ってもらえる人が少ないのが難点ではあります。

今月は150時間の勤務時間が240時間になっていました。年俸制になってから、勤務時間と給料の相関関係が無くなってしまって、かなり辛い。早く帰ろうと仕事を頑張って終わらせても、新しい仕事を頼まれてしまって結局勤務時間が伸びるだけだから、最近モチベーションが下がりまくってます。頑張っても給料一緒だし、ボーナスは分割されて月ごとに上乗せされるだけだし。

2005/11/20

ド級のシステム障害で、この6日間は派遣先の会社で16時間労働していました。初日は水を飲む間さえなく、ひたすら指示し指示され駆けずり回る始末。過労と寝不足はもちろんのこと、情報量が多すぎて記憶も切れ切れとなり、まともな足し算さえできなくなった日も。食事はおにぎりとピザと菓子とコーヒーだけという極めて不健康な生活でした。今日の昼に数日ぶりにまともな食事をしましたが、カレーと野菜サラダがこんなに美味いと思ったのは初めてです。

とまれ、昼夜分かたぬ復旧作業のおかげか、取り敢えずデータベースがなんとか持ち直してきたので、あとは止まってしまった今週のデータをひたすら処理するだけ。終息にはもう少しかかるけれどね。

2005/11/13

ひたすら読書してました(下記参照)。一気読みの爽快感と倦怠感に包まれています。まー、炭素排出ビジネスはもう動き始めているし、炭素に一喜一憂する経済も有り得なくはない、と。二酸化炭素排出権ビジネスについては今年の日経サイエンスのどこかに確か論文があったはずなので探してみるといいかも。

読書:池上永一『シャングリ・ラ』(1日目、読了。『レキオス』の文庫化を待っているのですが、そっちは出ないでこっちが出てしまいました。熱帯性疾病の蔓延する密林となった東京や、炭素素材でできた空中積層都市に人柱とか、呪術的な未来世界を舞台にした無茶苦茶な大活劇。ちょっと宮崎駿っぽい)

2005/11/12

友人と映画を見に行く予定が待ち合わせ場所の認識相違で行き違いとなり、次の機会に。残念。まぁ、ストレスはここ1週間の博物館巡りで大分解消して、まだなんとか持ちそうです。

読書:鈴木邦男・斎藤貴男・森達也『言論統制列島』(3日目、読了。後半は鈴木氏がやや抑え気味かな。被差別者としての天皇家、少子化対策としての独身税導入、遺伝情報によるエリート体制移行と教育問題、改憲問題、メディアの倫理‥‥他、よくまぁこんなに色々な話をしたもんだな、と)

2005/11/10

トラブルに振り回された1日でした。

アトピーが悪化していまして、集中的に治療しています。1週間限定でかゆみを抑えるための飲み薬と毎晩飲んで、やや強めの薬を毎朝毎晩ぐりぐりと患部に塗っています。とりあえず、大分良くなってきたのですが、弱い薬への切替はもう少しかかりそう。

読書:鈴木邦男・斎藤貴男・森達也『言論統制列島』(1日目。強烈なリバタリアニズムを感じる言いたい放題の鼎談ですが、この右翼と左翼という対立項さえ相対化してしまっているあたり、意外と健全に思えます。しかし、ノリノリで悪ノリしてる表紙だ(苦笑))

2005/11/09

実は昨日、科学博物館のパール展に行ってました。真珠を産する貝の紹介や真珠養殖、真珠をめぐる価値観の変遷等々、オリエンタルに輝く工芸品とともに行っただけの元は取った気分です。真珠の化石や、お殿様が貝を食べた際に出てきた真珠など珍品も。意外なことに日本って元々真珠に価値を見いださない、世界的にもレアな地域だったようです。流石にミキモト全面バックアップだけあって、宝飾品も充実してましたよ。

読書:保阪正康『あの戦争は何だったのか』(2日目、読了。執拗に「自分で考えろ」と促している。危機意識は解るのですが、推測と匿名での引用が多い。そのような箇所は反対の立場の読者にとって攻撃しやすい弱点にしかならず、そういう意味で隙が多い本。残念)

2005/11/08

気が付けばヒヨドリの声が聞こえるようになりました。秋ですね。そろそろインフルエンザの予防接種を申し込まなければ。

読書:戸部良一他『失敗の本質』(6日目、読了。あくまで個人ではなく、システム論として日本軍にアプローチしていて、終章で日本企業論として締めくくっている。日本企業を語るために日本軍を分析した本でした)

2005/11/07

カードのポイントが溜まってきたので、ポイントを“ユニセフへの寄付”にしました。期限がきれそうだったけれど、別に欲しい物も無かったからね。ポイントの使い道に困っている人は“寄付”がお薦めですよ。

読書:戸部良一他『失敗の本質』(5日目)

2005/11/06

今日は世田谷美術館に「宮殿とモスクの至宝」展に行ってきました。文化交流という視点に気を配った展示でなかなか面白かったです。しかし、世田谷美術館は相変わらず遠いですね。

ところでイスラムの人物像って何かに似ていると思ったら“棟方志功の絵”っぽいのですね。瓜実顔で、眉が繋がっていて、おちょぼ口で。ただし胸はぺたんこ。そこが決定的な違いでしょう、きっと。

読書:戸部良一他『失敗の本質』(4日目)