Diary 2002」カテゴリーアーカイブ

2002年の日記。

2002/07/18

同人誌入稿完了。またもへまをやって、トンボのサイズを間違え、ファーストフード店で原稿20頁分張り直しという、武勇談をうち立ててしまいました。恥だ‥‥。

つーことで、またもベトナムの本です。ちょっと面白い漢文小説を5編、見繕って読み下してみました。

読書:冨田健次『ベトナム語はじめての一歩前』(2日目。一歩後。)

2002/07/17

ふと興味が湧いたので「浦島太郎」について検索。“Từ Thức”というベトナムの民話が浦島太郎のプロットにそっくりだったので。

浦島太郎の原型は『風土記』だそうで、その内容は今の「浦島太郎」よりも“Từ Thức”の方に瓜二つです。ただ、まだこの関連について語っているサイトは見つからない。一方が一方のルーツなのか、はたまた共通の粗型があるのか‥‥気になります。“Từ Thức”自身のルーツも含めて、もう少し地道に調べよう。

読書:冨田健次『ベトナム語はじめての一歩前』(1日目。一歩前?)

2002/07/16

書店では「きれい」「キレイ」「綺麗」の単語が沢山。「きれい」というのは20代女性が頻繁に使う単語なんだそうです。そんなに使っちゃこの言葉がすり切れますぜ‥‥ま、もう既に食傷気味なんですけれど。

「きれい」な理由を書かないで連発するのは印税を取る側としては怠慢でしょう。書き手が奇麗だと感じたことというのは個人的な体験なんですから、もっとちゃんと書いてあげないと読者は解ってくれないと思います。

台風、あっという間に行っちゃいましたなぁ。

読書:『近世日越交流史』(4日目。読了)

2002/07/15

ここ数日の暑さであせもが大量発疹中‥‥と書くと、ぶちぶちしていてかなり気持ち悪いなぁ。私の場合、ストレスがたまると、体内で生成される炎症物質が血管を通じて皮膚の薄いところから吹き出るという、厄介な体質でして、いま手の甲が凄いことになっています。とうとう今年も塗り薬の出番ですな。

明日は通勤に台風直撃との予報です。大冒険の予感(笑)。

読書:『近世日越交流史』(3日目。)

2002/07/14

東京女○医大の医療ミス隠匿についてかまびすしい報道がなされています。私も一般よりは少ーしだけ事件に近しいので、いろいろ話は聞いていますが、一方的に東京女○医大側が悪役であるかのような報道には首を傾げます。明らかに責任は大学側にあるのは間違いがないでしょう。ただし、何故この事件が起きたのかという分析する視点の無い報道が多いようです。

医療事情に詳しくない私でも、入ってくる情報を整理して、ひとつだけ解ったことがありました。東京女○医大は国内では珍しく、男女対等で学閥色のない名門大学病院だということです。腕は良い、ただし学閥から外れてしまった、あるいは束縛されたくない医者が集まってくる病院なのです。病院の跡継ぎではないけれど大学病院でのキャリアアップを目指す勤務医にとって、母校を離れてしまうということは選択肢が非常に狭まってしまいます。つまり、ここ東京女○医大でしかキャリアを積むことしか選択できないために、経歴に傷がつくことを恐れる意識が強いようなのです。

ミスをする医者も人間です。絶対に自分は隠さない、と言い切る人間は人間的に未熟、または経験不足だと思っていいでしょう。ミスを隠さなくてはならない事情、ミスを隠すことによって有利な状況がある限り、どんなに非難されても医療ミスの隠匿は発生します。

今回の警察による逮捕は、このような医療ミス隠匿の心理に対する見せしめなのだと思います。関係者の今後を思うと気の毒ですが、必要な措置でした。ただ、指定病院の取り消しは、治療を受けている難病の患者にとっては保険の優遇措置が受けられなくなるということなので、早いところ再指定すべきだと思います。保険の優遇無くして莫大な治療費を出せる患者なんて、決して多くはないのですから。

東京女○医大は患者ばかりでなく患者の家族も心理的にケアしてくれる、基本的に誠意のある大学病院なので是非立て直してもらいたいです。父の末期癌治療に尽力してくれ、泣いてくれた東京女○医大のスタッフに感謝している一個人として。

とうとう懐中時計を買いました。

店員に言わせれば「金メッキなのでお安め」とのこと。もちろんボーナスを当て込んでいます(笑)。TISSOT(ティソ)というスイスの有名メーカーで、シノワイズ(中国風)・モデルだそうです。よく解らないけれど私の趣味と目的に合っていました。念願の機械式時計で、裏蓋を開けるとスケルトンになっており、内部の構造を見ることができます。文字盤はあくまでシンプルに、秒針のあるところが気に入っています。職業上プログラムの動作時間をはかることもあるので、秒針は譲れない点の一つでした。もちろん嬉しいおまけとして、ねじ巻きもついています。ちょっと吃驚したのは時計の箱。そのままジュエリーボックスに使えそうな木製の箱でした。さすがはブランド物。もちろん、長く使えそうなものを選びました。耳をすますと、ち・ち・ち・ち、という心地よい時を刻む音が聞こえます。

2002/07/13

本日はお盆で、お坊さんがやってきました。地方の住職さんですが、毎年来てくれるのですっかり顔なじみです。今回判明したのは相当の花好きだったこと。我が家のあるマンションの混沌とした花壇をあなたこなたとのぞいて回っていました。

読書:『近世日越交流史』(2日目。)

2002/07/12

会議があるということで、18:30に定時で帰るつもりが1時間待たされて、会議は結局お流れに。私の時間を返せぇーっ、という気分で帰宅しました。

私の行っている会社の唯一の欠点は「会議の数が多く、時間もやたら長い」でしょう。先週も、部長たちが23時間会議をやっていたそうです。23時間耐久会議。鈴鹿レースじゃあるまいに、そんなの出たくないなぁ。

セキセイインコのきーちゃんは私を見ると悲鳴を上げて逃げるようになってしまいました。ものすごく哀しい‥‥。

読書:山岸真 編『90年代SF傑作選(下)』(2日目。読了)、『近世日越交流史』(シンポジウムの報告集を本にしたもの。現在のベトナム人歴史学者の歴史認識は大きく変貌を遂げているようです。)

2002/07/09

気がついたらCDを聴かなくなっていました。音楽があちこちに流れているから、なんとなく自宅では聴きたくないのです。

社会思想社が倒産して一番後悔したのは、ガブリエル・コルコ『ベトナム戦争全史』を買わなかったことです。1万7000円もしたので、後回しにしていたのに‥‥。どうもホームページで、ある程度在庫を売ってもらえるようです。やっぱり欲しい本はその場で買おう。

読書:山岸真 編『90年代SF傑作選(下)』(1日目。こっちの方が私好み。被害者の遺族に復讐され、殺されるためだけに育成された凶悪犯のクローンたちの話とか、数学のほころびによって存在する「なにか」の話とか。わくわくします)

2002/07/08

最近人にお勧めしまくっている『鳥姫伝』。個人的にRPGにしたら面白そうです。十牛くんが李老師を担いで海を山を越えて駆けてゆく‥‥って感じで。地下迷路はあるし湖も潜れるし、空も飛べますし、アイテムも満載~。で、もちろん、蓮雲ちゃんに会うと「もうもうちゃん!」と呼ばれて、あっというまに気力はMax、財力ゼロになるのです(笑)

今度の同人誌は、ベトナムの小話集です。読み下し文中心の地味ーな一冊になるでしょう。ネタはそこそこ面白いと思います。

あ、冗談半分でコミックマーケットの歴史系に申し込んだらブースが取れました。8月11日(日)西地区「み」31bです。おひまでしたらどうぞお立ち寄りください。

我が黄色い小鳥ちゃんは、連日の投薬のおかげで、もうすっかり人間嫌いに。巣箱の奥から私を見る目つきが明らかに疑っています(泣)。もう、「おまえの命のためなら、一生嫌われてもいいよ」‥‥って昼のメロドラマな気分です。

読書:山岸真 編『90年代SF傑作選(上)』(読了。もっと良いチョイスがあったような気がします。)

2002/07/06

セキセイのキーちゃんはまだお腹に卵が入っているようです。カルシウムとミネラルが不足しているそうなので、まだ一週間は投薬しなくてはなりません。

今日は何故か、旧型のスカイラインをよく目撃する日でした。3台も見てしまった。20年近く前のフォルムには、所有者に尊敬さえ覚えます。