2003/03/28

あるシステム会社のペーソスあふれる日常風景。

明日は休日出勤するしかノルマこなせないよなー、と暗澹たる気分でいたところに、パートナー会社の方から問い合わせに対する返答メールが届いた。いやに喧嘩腰で逆ギレ気味なのが腹が立つやら、呆れるやら、気の毒やら。

まぁ、これがかなりの爆弾メールだったわけです。メールに書かれた情報を総合すると、下手するとOSとアプリケーションの設定がやり直しになりかねない、ということになってしまっていました。同僚連中は一渡り向こうの会社を非難し、おもむろに全員溜息をつきました。

「帰ろうか‥‥終電だし」

うつろな視線を漂っているのが泣かせます。こんなチームの明日は如何に?

休日出勤。無論(T_T)。

2003/03/25

久々の13時間勤務。そういうわけでちょっとハイです。

読書:宮脇淳子『モンゴルの歴史』(3日目、読了。通史ですね。近現代にページを割いているのが嬉しいです)

2003/03/24

この2週間ほど「自宅のドアをあけると、そこは熱帯だった。」という状態が続いています。

母が更年期と花粉症と鼻風邪を併発し、27度以下の室温ではくしゃみと寒気が止まらなくなっているのです。おかげで私は室内だというのに、ランニング一枚で汗をかいている始末。この季節に汗疹ができるなんて、自分史上初の快挙です。

そこで毎日、母との間で小競り合いが繰り広げられます。熱い~、換気しろ~、病院行け~と。仕事の忙しさに託(かこつ)けていますが、おそらく母は病院に行くのがおっくうなだけなんでしょう。愚痴るだけ愚痴っておいて、自分の丈夫さに変な自信があるから始末が悪いです。2週間も異常が続いたら病院に行くでしょうが、普通。

ようやく今晩説得に成功したようなので、明日だめ押しして病院に行かせるつもり。

読書:宮脇淳子『モンゴルの歴史』(3日目、読了。通史ですね。近現代にページを割いているのが嬉しいです)

2003/03/22

世界の憧れだった国家が没落してゆくのを目の当たりにするのは辛いものです。この戦争には勝つだろうけれど、もっと大事な財産を同時にいくつも失いつつあるのですから。

かといって中国はまだ役不足。1億人もの国民が、つまり13人に1人が生活保護の必要な生活レベルの国家って、どこが将来有望な巨大市場なんですか? って感じ。砂漠化も進んでいるし。

おまけに水資源の会議は本当に大切なのに、ほっぽらかし。あと暫くすると、水の供給を巡って国際紛争が頻発するのは確実です。21世紀、真水は原油よりも重いのにね。

久しぶりに鑑定サイトで遊びました。結果はこんな感じ。

【男脳・女脳】
中性的男性脳 (男脳度数:60% / 女脳度数:40%)
あなたは、標準的な男性脳の持ち主ですが、同時に女性的な面も、いくらか持ち合わせています。どちらかというと何かに挑戦するのが好きで、空間能力や論理的な考え方を使う分野で力を発揮できます。比較的に人との対話を重視し、仕事面ではチームの取りまとめをすることに適しています、努力次第で、女性的な考え方や感情なども得られます。

‥‥努力次第ですか‥‥ほー。

読書:宮脇淳子『モンゴルの歴史』(1日目)

2003/03/21

明日は休日出勤。ただし、トラブル時の待機なので暇そうです。社員教育のプログラム“UNIX入門”が随分残っているので、それをこなそうかな。あと、いつ消えるか解らないWeb上の論文をこっそりTeXのソースに直したりしようかなぁ。

読書:河原正博『漢民族華南発展史研究』(読了) 購入:三田村泰助『宦官』、宮崎市定『隋の煬帝』(この2冊は中国史のいわば基礎教養というところ)、谷川渥 編『廃墟大全』(執筆者の面々が凄い! 私でも2/3は知っているぞ)

2003/03/19

なんだか、かなり激しい食欲にひと月ほど悩まされている。食べる量こそ少ないものの、回数と間食が明らかに増えている。一方、体重は全く増えていない。増減の差が少ない体質とは言え、これだけ食べて増えないはずは無いのだが。 疲れが溜まっているのかなぁ。

“Watarodori”が観たい。“ロード・オブ・ザ・リング”が観たい。あの本が欲しい、この論文を読みたい、もっと勉強してぇ! 嗚呼、一ヶ月リフレッシュ休暇下さいって感じです。勤続年数が足りないのでまだ取れないけど。

読書:河原正博『漢民族華南発展史研究』(3日目)

2003/03/18

下の詞はサイモン&ガーファンクルのスカボロ・フェアからの一節です。スカボロ・フェアに住む恋人に待つのを諦めるよう、旅人(?)に無理難題をことづける兵士の歌。“She once was a true love of mine”の句が知られていますが、コーラスの歌詞は意外と知られていないようです。こんな日々が早く過去のものとなるように。

丘の斜面に木の葉は舞い散り
銀の涙は碑を洗い
ひとりの兵士は銃を磨く
戦争は紅に染まった大軍に劫火を浴びせ
将軍たちは兵士に殺せと命じ
そしてとうの昔に戦う理由など忘れてしまっている

ところで、某藪大統領を莫迦扱いする風潮ですが、あかんな~と思っています。卑小化単純化は物事の判断を歪めますから。某前フォレスト首相と一緒で、あれだけ叩かれたのに、いまだに某リトルスプリング首相は彼の派閥にいます。確かに機運に恵まれましたし、失言は多いですけれど、それだけではここまでの経緯は説明不可能です。

他人を笑いものにするとき、笑っている人間ににこそ「笑わなければいけない理由」があるということです。

読書:河原正博『漢民族華南発展史研究』(2日目。実は再読ですが、色々考えさせられます)

購入:谷川渥『廃墟の美学』(思想史もの)

2003/03/17

セキセイインコたちは一足早く春を迎えている。‥‥ええ、はっきり言いましょう発情期です。うるさいこと煩いこと。

きーちゃんはこれ見よがしにカモ~ン状態(インコ界では“しゃちほこ”と言う)だし、ポチョはアタックする前に目がイっちゃっているし、乗っかる相手を求めて彷徨う片足が哀れを誘っていたピンは今や只の出歯亀だし、みどりは愛想を尽かしたように羽繕いにいそしむという、昭和ピンク映画のような光景が爽やかな朝に繰り広げられているのである。 セキセイインコの世界はかくも奥深い(苦笑)。

読書:河原正博『漢民族華南発展史研究』(1日目。大学時代に少数民族史の先生についていなかったら、この面白さには気が付かなかったでしょうね)

2003/03/16

なんだか最近のアメリカって、戦前の日本みたいですなぁ。外来語を言い換えたり、反体制的言動を一般市民が吊し上げたり、正義と大義に弱かったり、国連を邪険に扱うあたり。自覚あるんでしょーかね。

社会思想社の倒産で書店から消えていた歴史系推理小説“修道士カドフェル”シリーズが光文社で復活しました。わーい。

場所は内乱の勃発したイギリス、時代は11世紀(!)。第一回十字軍の実状に疑問を感じてリタイアし、船乗りに転身したという経歴を持つ修道士カドフェルが主人公です。イギリス史ものとしても、人情ミステリとしても楽しいシリーズです。書院に載せそびれていましたが、ようやく復刊したことですし、これを機に紹介していきたいですね。

読書:坪井善明『近代ベトナム政治社会史 阮朝嗣徳帝統治下のベトナム1847-1883』(4日目、読了。事態を打開しようとすればするほど状況が悪化したベトナム阮朝嗣徳帝がちと気の毒)

2003/03/12

とある本を探していたのですが、ようやく手に入りそうです。まさかフランス極東学院で出していたとは。てっきりベトナムか台湾で出ているかと思っていました。目録でタイトルを確認したら、即、“赤い靴”で検索&注文しました。‥‥やっぱりこの本も、ベトナム語とフランス語だけなんだろうか(汗)。ともかくもインターネットが一般に普及して本当に良かったと思える瞬間。

読書:坪井善明『近代ベトナム政治社会史 阮朝嗣徳帝統治下のベトナム1847-1883』(3日目。この時代もやれば凄く面白いんだろうなぁ)