月別アーカイブ: 2003年8月

2003/08/31

別サイトを歴史ファン系検索サイトに登録しました。今まで割とこっそり公開していたのですけれど、ベトナム史普及のため(笑)、宗旨替えしました。あ~、疲れた。

2003/08/30

急に風が涼しくなってきました。6月生まれのくせに寒くて乾燥している方が好きなので、「あ~、楽だ~」と気分がうきうきしています。体調もようやく元に戻りつつあって、食欲もわいてきました。明日は室内をいじろうと考えています。

高羅佩をとりあえず更新。

読書:陳之邁『荷蘭高羅佩』(1日目、読了。ベーシックな伝記です)

2003/08/28

3日遅れで給料が出ました。ちょっと一息ついています。

三国志文章のあまりの駄作っぷりに、流石の“反古束”とはいえ公開を取り止めたい気分99%。再構成して書き直しが必要な出来になってしまっていました。そういうことで延期します。

読書:イーガン『しあわせの理由』(3日目、読了。近未来と遠未来の生きる意味とは)

2003/08/26

火星は明日最接近とのこと。火星を戦争の神になぞらえる伝承は世界各地にあるそうですけれど、せめて星空だけの話に留めておいて、明日くらいは平和に話し合って欲しいものです。北朝鮮問題六カ国会談。

客先ビルの前にある田圃でようやく稲の花が咲きました。よく頑張って咲いてくれたね。

読書:イーガン『しあわせの理由』(2日目。現実の軋み感とフェードアウトする終わり方が割と気に入っています)

2003/08/25

体調を崩し、午前半休した上に15時退社という偉業を成し遂げてしまいました。内科のお医者は感染性の胃腸炎だろう、とのこと。取り敢えず脱水症状対策としてアクエ○アスを買い、自宅で寝こけています。

ベトナム旅行で先生方と話していて痛感したことは、「日本人の漢字信仰」や「文献への信仰」だったりします。漢字は権力のツールであり、書かれたものは決して鵜呑みにしてはいけません。自覚していないようだったので、かなり恐いです。

たまに酔った勢いで友人T嬢と話すのですが、私はSFやミステリの世界で言う理系・文系という小説のカテゴリ分けほど、無様なものは無いと思ってます。小説に理系・文系なんてものはなく、作家や翻訳者の説明が巧いか下手かだけの問題では? という訳で、理系SFと言われているイーガンを読んでいますが、何処が“理系”なんだか、よく判りません。ただの“おもしろい小説”じゃん。

読書:イーガン『しあわせの理由』(1日目。相変わらず面白いです)

2003/08/24

友人たち十数人以上と荒川河川敷で花火でした。車座で酒瓶を抱えて、花火にうち興じるのは久しぶりで、えらく楽しかったです。

2003/08/23

夏休み中のはずの代々木の某書店さんで、ちょっとした成り行きからファン・ヒューリック『秘戲圖考』(台湾の複写版)を見せていただきました。手書きできっちり書き込んだページからは著者の苦労の跡が忍ばれます。あれだけ大部のものを調べ、書いたエネルギーとその源泉となったものに感嘆を禁じ得ません。

とはいえ、私の持っている『秘戲圖大觀』とは違うものなので、困っています。どうやら『秘戲圖考』に挙げられている図版を後から編集し直して足したものがあるようなので、或いはそれにあたるものなのかもしれません。『秘戲圖大觀』自体、非公開出版(なんのこっちゃ)ということだそうで、なかなかこのあたりの出版事情は微妙なものがあるようです。

ついでに、この書店さんで陳之邁『荷蘭高羅佩』(1969、傳記文學社)を購入。まぁ、このあたりはなるべく早く調べて9月頃には更新するつもりです。

近所の神社で夏祭り。思わず屋台でおやつを買ってしまいました。射的の景品や綿飴の袋の柄を冷やかしたり、タイラーメンやタコスといった変わり種屋台を覗いたり、ぶらぶらするだけで楽しかったです。

2003/08/22

明日は仕事です。会社はいよいよ危うげな雰囲気なのに、仕事だけは順調に進んでいます。喜ばしいことなのか、憂慮すべき事なのか複雑な気持ちです。

久しぶりに反古束を書いています。長年のもやもやに整理をつけるべく、私なりの“日本における三国志”論になりそうです。近日中にUP予定‥‥と予告して自分にプレッシャーをかけるワ・タ・シ。

2003/08/21

お腹は落ち着いてきました。冷やさなければOKのようです。今日も早く寝よう。

2003/08/20

無事に、とまではいきませんがベトナムから帰還しました。高校教職員の研修旅行なので強行軍でしたが、体調はまあまあ。ただ、ちょっとお腹を壊しています。食中毒の痛さではないので、クーラーの冷えがもとでひいた風邪が原因でしょう。

今回の旅行は天気に恵まれました。ミーソン遺跡は青い空と白い雲が流れて良い天気でしたし、スコールの泥濘と落雷に囲まれてドキドキすることもありませんでした。フエも摂氏40度を超えることはありませんでしたし、ハノイもそれほど蒸していませんでした。この時期ではベストと言ってもいい気候だったと思います。それでも十分暑かったですが。

さて、今回も土産と本を買い込んできました。特にアパート暮らしを始めたので、陶磁器で有名なバッチャン村では食器購入に奔走していました。どんな食器でも日本で揃えると高いですが、この村ならかなり格安で買えます。同行している高校の先生たちにバッチャン焼の説明をしつつ、大きめのミニボール5枚、葉っぱの形の中皿2枚、大皿1枚、サラダボール1枚、しめて14ドル(悲しいかな手持ちのドンが切れていた)で購入。おまけもつけてくれて、1700円くらいですね。多分ごねれば、もう1~2ドルくらい安くはなったと思ったのですが、売店の女の子が可愛かったし、双方ハッピーなうちに切り上げたかったので、ほぼ言い値で手を打ちました。

もちろん本はあちこちでちょっとづつ買っています。ツアーという制約上、ぶらりと本屋に立ち寄れませんでしたが、おみやげ屋もよく探すと案外掘り出し物がありました。ノイバイ空港の書店にどういう訳か家譜の研究書があったりしますし、特にハノイの文廟は妙に品揃えが豊富でした。そりゃあ、『阮朝朱批目録』(だったかな?)など涎が出そうなものが無造作に並んでいたりします(笑)。

それとハノイで見つけてしまったのが、映画『ウォーターボーイズ』ベトナム語バージョン(!)の看板でした。ロゴなんかちょっと凝っていて、そこそこヒットしているみたいです。観てみたかったなぁ。

まぁ、今回はミンマン帝廟などあまり行かないところにも行きましたし、フエ紫禁城の測量をしていた早○田大学建築学科の学生さんたちにも遇いましたし(その節はお邪魔しました~)、ホーチミンやハノイの大学の先生ともちょっとだけお話もできました。かなり珍しい経験をしたと思います。意外と買い物もできたこともプラスすると凄く満足できる旅でした。