月別アーカイブ: 2003年2月

2003/02/27

とりあえず、胃はなんとか復活しました。

読書:ソウヤー『イリーガル・エイリアン』(2日目。エイリアンは殺人を犯したのか?という法廷ミステリー)

2003/02/25

風邪ではなく、胃炎でした。そういうことで、会社も急遽休ませてもらいました。食欲はあるのですが、朝からソフトボールが胃に居座っている気分です。ごろごろした異物感が非常に気持ち悪い~。

2003/02/24

一昨日あたりから微妙に胃がおかしいなぁ、と思っていたら、今日覿面に胃炎らしき症状に襲われました。空腹になった途端に、胃袋を雑巾絞りにされるような苦しみに襲われています。吐きたくても吐けないこの辛さと、熱っぽさはなんとなく風邪のような予感。

読書:神林長平『永久帰還装置』(3日目、読了。神林作品にしては上の下かなぁ)

2003/02/23

同人誌即売会コミティアで売り子をしていました。全く売れないジャンルなので、のんびり読書。朝から寝惚けて鍵掛けを間違え、母を家に閉じこめてしまいましたが、それ以外はまあまあ平穏な一日でした。鍵の件のほうは、母に、彼氏に鍵を開けて貰ってとお願いしてなんとか解決。

今回はサークル構成員Mちゃんの作品が大当たりで、CG画集やら、ペン画やらが当社比2乗くらいの勢いで売れておりました。彼女のペン画は、玄人好みというか、同人誌界広しといえども彼女くらいしか描けないと言う、装飾性が強い個性的な絵なのです。そういう前提があるので、Mちゃんを含む構成員全員が「今日は一体どうしたんだろうねぇ(笑)」と喜びつつも首を傾げた次第。

同人誌即売会終了後は、会場の一角でジュ○ク堂書店の店員になったSF研の後輩Tちゃんに偶然ばったり会いました。後片付け中で忙しそうだったので、挨拶だけにしましたが元気そうでなによりです。

そして打ち上げは東武伊勢崎線西新井駅前の“Chez Mag(シェ・マグ)”でフランス料理でした。メニューは絞ってますが真っ当なフランス料理が西新井で食べられるようになったのは祝着至極です。なんでもシェフの実家が地元なのだそうで。

読書:『岩波講座 東南アジア史 別巻』(1日目。同人誌即売会で暇をつぶしつつ)

2003/02/22

ブックス・クエストは失敗です。東豊書店でもまぁ、注文したから良いんですけれどね。

今日は珈琲屋に立ち寄りました。東京は入谷の“F2”というお店で、我が家はここのお得意です。こういうちゃんとした店の珈琲を飲むと、スタバでも平凡な味に感じてしまいます。

結局2週間分、ロイヤルブレンド600gとトラジャ100gを購入しました。ロイヤルブレンドの半分は冷凍保存になります(それでもやや風味が落ちる)。マンダリンも捨てがたく、ここのレアもの・中国高級珈琲“雲南”がちょっと気になります。まぁ、そちらはまた今度にしましょう。

購入:上遠野浩平『あなたは虚人と星に舞う』(読了。相変わらずのリンクぶり。)

読書:神林長平『永久帰還装置』(2日目)

2003/02/20

GTフォント&pLaTeX2e の問題は解決しました。TrueTypeフォントを指定フォントディレクトリ以外のところにインストールしていたために、pLaTeX2e がフォントを見つけられなくなっていたという次第。設定ファイルにフォントインストール場所を記述したら、一発でPDFに変換出来ました。うーん、充足感だ。

ある本をWebで見つけてしまったので、土曜日に探索の旅に出ようと思います。昨年末に出たばかりの、2分冊1万5000円くらいの台湾の本です。

読書:神林長平『永久帰還装置』(1日目。『ラーゼ○ォン』よりこちらの方が断然良い)

2003/02/19

Webを検索していて、数年前の自分の書き込みを見つけた時はかなり恥ずかしいモノがあります。嗚呼、今すぐ電脳世界から消去してしまいたい‥‥。

読書:セデス『インドシナ文明史』(8日目、読了。確かにこの本の影響力は大きいです。しかしセデス自身、この論旨がやや一面的であることに気が付いていたんじゃなかろうかという気もする。名著って書いた本人の論旨より、拡大解釈される傾向が強いですからねぇ。)

2003/02/18

インコのきーちゃんは随分と元気になりました。投薬のために捕まえると、ネコジャラシの如く、ぐりんぐりんと身をよじって逃げようとして大変です。先週のY獣医でも猛烈に暴れて先生に感心されてましたなぁ。ま、咬まないのはありがたいところ。“ガブ子”(咬み癖のあるインコをこう言う)だったら生傷だらけだったはず。

読書:セデス『インドシナ文明史』(7日目。)

2003/02/17

ちょっとGTフォント&pLaTeX2eと格闘していました。pLaTeX2eを使うとGTフォントを組み込んだ文書も組版出来るのです。今昔文字鏡が落ち着いたので、今度はこっちというわけ(笑)。とりあえず組版して漢字が表示されるところまで来ていますが、まだPDFに変換するdvipdfmxというプログラムが途中でハングしてしまいます。設定が変なのでしょうなぁ。さて、もう一息。

読書:セデス『インドシナ文明史』(6日目)

2003/02/15

クローン羊のドリーは短命でした。病気というのが意外ですが、抵抗力が落ちていたのなら納得出来ます。

NHK特別ドラマのさわりを10分ほど見ました。

とある国の、とある白人の一団が、天然痘によって黒人(主に種痘をしていない子供)の撲滅を謀る、というストーリーらしいのですけれど、差別というものの本質を理解しているのかどうか不安にさせられる導入部でした。 政治学や歴史学等から見た差別とは“経済的な利益を目的とした、特定の人間集団の物理的・心理的囲い込み”というものだと私は理解しています。イデオロギーも、貧富の差も、隔離も全てこの目的に沿っているのです。アメリカの黒人奴隷然り、ナチスドイツのユダヤ人政策然り、近代の女性像然り、部落問題然り、アパルトヘイト然り、黄禍論然り。さっくりネオマルクス主義的に極論すると、威力による対価の支払いを必要としない人間の創造、つまり人間のスケープゴート化・商品化・資源化・家畜化のプロセスを「差別」というのです。

さて、このドラマに戻りましょう。

黒人を絶滅させる陰謀の実行は利益が出る行為か、というとそんなことはなさそうです。ドラマの黒人層は明らかに安価な労働力を提供して白人層の生活を支えています。そんな観点から見ると、黒人子供層の全滅は新規低賃金労働者の激減と黒人層の高齢化をもたらし、明らかに将来の社会的・経済的破綻を惹起するわけで、確実に白人層主導による国家の崩壊をも意味するのです。

己が未来の破滅を予期しつつ、それでも大量虐殺をやるでしょうか? 陰謀を主導した人々は自分自身で3K仕事をするつもりだったのでしょうか? 観念だけで差別する集団は、これをカルトとしか言いようがありません。

はっきり言いましょう。このドラマの設定と展開は“身喰いの蛇”だわ。