月別アーカイブ: 2002年11月

2002/11/30

例のベトナムコーヒーアイス、なかなかいけます。くどさがクセになるオリジナルと違って、冷えているおかげかさっぱりした味になっていました。

“The Ring”を観て来ました。悪くない出来。日本版と比較して、プラスマイナスゼロといったところ。

日本版とリメイク版で大きく異なったのは“貞子(=サマラ)”の位置付けでしょう。善でも悪でもなく、その運命によって強烈な怨念を遺した日本版の貞子に対し、意図せずして災いを振りまくが故に井戸に落とされたのがリメイク版のサマラです。この“封印”された“純粋な災厄”としてのアプローチはパンドラの箱の説話に連なることは明らかで、私としては魅力的ではありつつも、日本人として感覚的に受け入れられない解釈です。だからこそ余計怖いともいえるのですが。

例のビデオも、過去のパッチワークではなく、サマラが視るはずもない将来のデジャ・ヴュに変えられています。過去ではなく未来の映像にしたのは上手い方法でした。いかにも「決められたレールを走らされていて絶対に逃れられない」という心理に観客もさせられますから。

ついでに。「ウィルスのようだ」と台詞にあるように、リメイク版は明らかに続編を意識した作りになっていた所がハリウッドっぽい感じです(笑)。

2002/11/29

体力の低下に続き、半白髪を見つけて更にショーック! いやぁ、随分動揺してしまいました。考えてみれば父方が若白髪なので、あり得ることなのですが。

ベトナムコーヒーのカップアイスを近所のコンビニで発見してしまった。あの、コンデンスミルクを入れた強力に甘いベトナムコーヒーをアイスにしてみたようです。

やるな、Kaneb*u。

食べたら、感想をUpするつもりです。それにしても、アイスになったことに物凄く納得してしまったのは私だけだろうか? (反語法)

読書:カーティン『異文化交易の世界史』(6日目。毛皮狂騒曲。)

2002/11/28

今月はぐったりと疲れていたはずなのですが、残業時間はたった40時間弱。22日の勤務日に対して、1日約1時間半です。何故? もっと動けるはずなのに、と己が体力の低下にショックを受けた一日でした。

年末年始の宴会の構想を練っています。去年は高級中華でしたが、今年はまだ迷い中。個人的なコンセプトは「一人ではいけない所、一人では食べられない料理」です。何カ所か候補は挙がっているのですけれど、まだ決め切れていません。何故かというと、昼のランチで試していない所が多いから。昼のランチは調理時間が短いためか、意外と店の状態が判明しやすいのです。やっぱり宴会といえども良い店で、おいしいご飯を食べたいものですな。

読書:カーティン『異文化交易の世界史』(5日目。アルメニア商人、大陸を渡る。)

2002/11/27

23時過ぎに帰宅する時刻には、すっかり夜空は冬の景色。薄くかかる雲の合間に、オリオンは南中し、刺すように輝くシリウスとクリーム色の木星が競演しています。

読書:カーティン『異文化交易の世界史』(4日目。やっぱり20年前の本なのね、という箇所もちらちらと。面白いですが。)

2002/11/25

相変わらず、マイパソコンのThinkPad240くんは壁紙がNASAの画像です。ここ数日は銀河団の画像。重力レンズでゆがんだ遠方の銀河の輝きも写っているお宝画像。“お宝画像”の用法が違いますが(笑)。

こういう画像を見ていると、この銀河が砂場の砂粒のようにごくありふれていて、地球もその中の更にありふれた星を回る一惑星であって、私がその地球の生物の何兆分の一に過ぎないことを痛いほど感じます。これを自分の微少さととるか、天文学的な確率の賜物ととるかはその日の気分次第。

読書:カーティン『異文化交易の世界史』(2日目。こういう視点の概説書は意外とないので翻訳されるとうれしい。)

2002/11/24

体調を崩しています。だるくて寝ているのに、長時間横になっていると頭痛がひどくなる自分が恨めしい。

久しぶりに書院と高羅佩のちょっとした情報(3行で済んでしまった‥‥)を更新しています。

読書:カーティン『異文化交易の世界史』(2日目。こういう視点の概説書は意外とないので翻訳されるとうれしい。)

2002/11/20

会社の有休を取って、「ここ掘れ、274体の廃仏! カンボジアの国宝大発見」という、こっぱずかしい名前の緊急国際シンポジウムに行って来ました。念のためお断りしておきますが、内容はいたって真面目かつ、講演者もちゃんとした先生方です(1人若人の例外有り)。平日だけあって、会場の皆様は頭が白か灰色か肌色(^_^;)。

そして講演は開始。ところが講演者の先生方はレベルを落として話していました。発見の経緯、出土状況、廃仏の政治的・宗教的背景あたりは、既に研究会や報告会で出た話題を分かり易くまとめ、学際的に補完した程度です。今日の客層では致し方のないところでしょうが‥‥ついうとうとと眠ってしまいました。なまじ海外から来てくれた先生の方が容赦なく専門の話になっていましたが、それでも大体予稿集に沿った話でした。

例外は私が報告をみていなかった、3次元デジタルデータ化の取り組みでした。コンピュータ技術者である講演者はなんとまだ10代! こういう会場での発表にまだ慣れていないようで、手際の悪さが目立ちましたが健闘した方でしょう。油断すると感想文になってしまうのが奥様方の微笑みを誘っていたようです。仏像の頭をぐりぐり3Dで動かせるのはちょっと魅力的。色彩データの欠如が、逆に碑文や浮彫の判別を楽にしているという指摘もなかなか興味深いものがありました。

このシンポ、来月の朝日新聞に特集を組むそうです。期待しないで待っているのが吉でしょう。

ピンが投薬を嫌がるので、食い物で釣ることに。リンゴのスライスに水薬をまぶしてやっています。獣医さんには「甘やかさないで、慣らしてください」と言われているものの、薬のスポイトを見た瞬間にピンは飛んで逃げてしまうので、この方法しかないのです。とほほ。

読書:桃木至朗・樋口英夫・重枝豊『チャンパ』(歴史部分を再読)

2002/11/19

獣医に行って来ました。ピンのびっこは昨日より軽くなっているようですが、結局原因不明。ただ、ケガもなく、痛風でもないとのこと。栄養障害の可能性があるそうで、栄養剤をもらって帰ってきました。 栄養には気をつかって、カルシウムも小松菜も食べさせているのになぁ。

読書:Murray Dian H. “Pirates of the South China Coast, 1790-1810” (まだまだ読みかけ ^_^;)

2002/11/17

今日もインコのびっこは軽くなっていませんでした。休診日の獣医に恐る恐る電話してみたら、元気と食欲と糞と羽の様子を訊かれました。「はぁ、びっこ以外は全て通常通りです」、「じゃあ、今出先なので明日来てください。元気がなくなっていたら18時以降なら電話にでられます」‥‥急変したら他の病院にすぐ行ってくださいねー、とのこと。

外出して帰宅後、ピンの様子をチェックしたら、ひょこひょこしているものの、餌ももりもりと食べていて割と元気。獣医行きは明日になりました。しかし、一体なんでびっこを引いているのでしょう? 悪い病気でないといいのですが。

2002/11/16

会社のキックオフは眠くて辛かったなー。

インコのピンがまたもケガらしく、右足がびっこを引いている。みどりにがぶりとやられたようだ。明日軽くなっていないようならば獣医につれて行かなくては。