月別アーカイブ: 2002年1月

2002/01/31

8年ぶりに予備校で知り合った友人にバスの中でばったり再会する。びっくりの一言に尽きます。彼女は私にしては珍しく名前をずっと覚えていた人であったし、大学に進学してから一度も会わなかったので、嬉しさもひとしおです。

読書:ロビンスン『グリーン・マーズ』(2日目。まだまだ序盤。)

2002/01/30

NHKでイタリアはフィレンツェの古式サッカー“カルチョ・ストーリコ”の特集を見る。警官隊と救急車の待機する中、50人以上が中世のコスチュームに身を包んで試合をするのです。いやぁ、殴る蹴る押し倒す、流血の大乱闘と荒っぽいこと!

チームの監督曰く。「審判がいなくなるまでは冷静に!」

いなくなるまでは、ですかい?(わはは)

読書:ロビンスン『グリーン・マーズ』(1日目。『レッド・マーズ』の続編。)

2002/01/29

今日は飲みでした。チーズの湯葉巻き美味しかったなぁ。

読書:シャクルトン『エンデュアランス号 奇跡の生還』(6日目、読了。大団円。)

2002/01/28

最近、セキセイインコのピン(♂)は私の頭の上で踊り狂うのがマイブームらしい。「らしい」というのは、直接見ることはできないが、彼の足が頭の上で軽やかにステップを踏んでいるのを感じることが出来るからである。延々と朝の食事中10分間も頭の上で、オペラの独唱会よろしく高らかに鳴かれると否が応でも目が覚める。頭から降ろそうとする指に攻撃をしかけることもしはしばだ。‥‥次の瞬間に指を口説いてしまったりするのだけれどね。

同居鳥のみどりさん(♀、ちなみに5ヶ月年上)に相手をしてもらえないのかな?

最近わたしのマシンのATOKの調子が悪い。文章変換ならばそれほど影響がないのだが、単語レベルで妙な変換をやらかしてくれる。今も「調子」のつもりが「長子」と第一候補に来てしまった。きっと私の「しつけ(単語入力)」が悪いのだろう。

読書:シャクルトン『エンデュアランス号 奇跡の生還』(5日目。別働隊も苦難に遭っていた。)

2002/01/27

飼っているインコのページを作ろうか、と思案中。一つ、実益も兼ねたコンテンツのアイデアがあるので。問題は当のインコ達がカメラ嫌いということ。むむむ。

文章を書く。文学史ネタなのですが、下調べが大変。おまけに江戸時代の変体仮名なんて、中学校の自由授業以来すっかり御無沙汰で読み方忘れてしまった。大学の古文書講義はもっと古い時代のものばかりだったし‥‥(溜息)。

読む: 色々な文学作品の資料。三島由紀夫、皆川博子、谷甲州にまで行き着いてしまった。

2002/01/26

鶴屋南北の『櫻姫東文章』と山東京伝『櫻姫全伝曙草紙』、曲亭馬琴『標注そののゆき』・『風俗金魚伝』を探しに大学の図書館へ。これ、あるキーワードで一つに結べる作品群。しかし『標注そののゆき』しか見つからなかったよ‥‥。

今渦中の“SZK”というある議員を見ると、喋ることがここまで見事に論理的に破綻している人も珍しいんじゃないかと、いつも思います。言っていることが理解できないのです。まず、しばしば主語がないし、時々述語も行方不明になる。その上、論のすり替えなんて当たり前、というよりは単に他人の話を聞いていないで自分の思ったことだけを叫んでいるらしい(話の意味が通じないので推定)。他人と会話する訓練を受けていないのでは、と感じることが頻繁にあります。

仮にも議員なんですから、この人が何を国会でやろうとしているのかは知りたいのです。政治運営の監視は国民としての義務ですからねぇ。こんな人だからこそ危なっかしくて無視はできません。‥‥だれか“SZK”議員選任の通訳をつけてくれないものでしょうか?

母と妹と、母の彼氏に訊いてみても「何喋っているかよく分からん」という感想。この“SZK”議員の演説を聞いて、よく選挙民が選んでいるものだと不思議です。対決中とマスコミに煽られている“TNK”議員の方がはるかに筋道だった話をしています。それとも組織票で当選しているのでしょうかね。

読書:シャクルトン『エンデュアランス号 奇跡の生還』(4日目。ボートをこいで、山を越えて人間の地へ。)

2002/01/25

米軍にイマームなんていたんだ~。イマームというのは、この場合、広義のイスラームの宗教的指導者を意味します。イスラームには原則的に「聖職者」というものは存在しないので、イマームは「僧侶」などと表記出来ないのだそうです。

ゴージャスな素材のサイトを見つけてうっとり。自分のサイトには使わないのですが、見るのは好きです。

読書:シャクルトン『エンデュアランス号 奇跡の生還』(3日目。毎日アザラシとオットセイとペンギンな生活。生きるには食べ物が必要なんだよね)

2002/01/24

紺青の闇と、まばゆい月光。星を従えた月は地球に引き寄せられるように傾いている。残業帰りの風景。

夜遅くの帰宅になったので、『はってん食堂』に入ってみる。一皿150円だから、ちゃんと食べようとすると、それなりの金額はとられてしまう。味はまずまずといったところ。無論、一番の長所は“自分でおかずを選べる”ところかな。今日の私は栄養を考慮して野菜の炒め物と温泉玉子、オクラ納豆を選びました。

読書:シャクルトン『エンデュアランス号 奇跡の生還』(2日目。マイペースに漂流する人々。)

2002/01/23

下の文にちょっと追加。安南李氏ではなく、花山李氏が正式な呼称みたい。

ちょっと疲れが溜まり気味。ふ~。

読書:シャクルトン『エンデュアランス号 奇跡の生還』(1日目。漂流した当事者による手記です)

2002/01/22

韓国に安南李氏という一族がいます。大族ではないのですけれど「安南(ベトナム)」と冠するだけあって、ベトナムの李朝大越国王族の子孫だと称しているのです。これは1960年代に韓国で一躍有名になった話。李朝大越第6代の英宗の子供(李高宗の弟)李龍祥が祖先ということになっています。なんでも陳朝成立後に李氏が弾圧を受けた際、李龍祥の一族が中国に亡命しようとして失敗し、朝鮮半島に流れ着いたとのこと。

で、なんでこんな話を持ち出したかというと、最近大流行の犬の雑誌にこの話が載っていたから。韓国には珍島犬という珍しい犬がいるのですが、それがどうもベトナムの犬に似ている、と言うのですな。その理由を記者は推測し、上記の話に行き着いたというわけ。安南李氏は、まぁ真偽の判断を控えるとしても、状況証拠(名前や韓国へ渡った理由)はイイ感じです。犬に関しては遺伝子調べてみたら面白いかも。

歴史って意外なところから出てきて、意外なところに使われるなぁ、と思う。これが政治に使われると危険極まりありませんが、この程度でしたら牧歌的で楽しめます。

読書:クロード=シュミット『中世の迷信』(4日目、読了。中世ものはやっぱり面白い)