Diary 2003」カテゴリーアーカイブ

2003年の日記。

2003/07/14

『ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー』という本が出ているそうです。著者の森達也は、著作や映像作品こそ立ち読みや評論でしか知りませんでしたが、「オウムから見た日本社会」や「放送禁止処分になった歌」など題材の選び方が面白いなぁ、と思った記憶がある人物です。今回のこれはどうやらクオンデ侯のルポタージュらしく、面白い目の付け所だと思います(“ラストエンペラー”はまゆつば的誇大表現ですが)。 クオンデ侯は19末~20世紀初の東遊運動の盟主として、妻子をベトナムにおいて日本にきた人物。東遊運動とは、ざっくりいうと脱植民地をめざしてベトナム人の若者が日本へ留学した運動のことです。結局フランスの圧力で日本がベトナム人留学生を取り締まり始め、この運動は挫折しました。で、この挫折でクオンデ侯はベトナムに帰れず、結局日本で寂しく没したのですが、太平洋戦争中の仏印処理後に傀儡国王として担ぎ出されそうになったりもしています(侯が固辞したらしい)。買って読んでみましょうかねぇ。

読書:ギンズブルグ『ベナンダンティ』(8日目。注釈に突入)

2003/07/13

お坊さん2時間の大遅刻で、かなり大変でした。おまけにお経をとちってます。とはいえ、初めての都心部だったようですし、随分と恐縮していたので、今回はお目こぼしすることになりました。やれやれ。

2年振りくらいに20cmほど髪を切りました。頭が軽くなった分、さっぱりして良い気分です。

読書:ギンズブルグ『ベナンダンティ』(7日目)

2003/07/12

新盆(しんぼん)のため、実家に帰りました。ついでに腹下しを悪化させているセキセイインコのピンを獣医につれてゆきました。消化器が弱っているようです。その割に体重が45gにリバウンドしています。まったく困ったものです。まだ私の顔を覚えていて、やたら甘えてきています。

取り敢えず同人誌の入稿が完了。再版です。詳細は私集に。

北門にオンライン書店関連をまとめてUPしました。書院もUPしたかったのですけれど、体力が尽きたのでまた後日。

2003/07/10

代休もおしまい。まぁ、体力的に大変だったけれど、美味い酒と旨い鰻の店で舌鼓を打ったのでよしとしましょう。冬瓜は次回の楽しみに。

高校時代の恩師から電話が来て、今年の教職員の親善旅行に行かないか、とのこと。SARSで参加人数が足りないらしいです。そう、行き先はベトナム。高校社会科の親善旅行ということで、博物館や遺跡、寺院がメインらしいです。うーん、行こうかなぁ。

読書:ギンズブルグ『ベナンダンティ』(6日目) 購入:ヒューガート『八妖伝』(続き出るのが早っ)

2003/07/07

システムは順調に動いています。明日も大丈夫なら、明後日は代休が取れるでしょう。ふー。

読書:ギンズブルグ『ベナンダンティ』(5日目)

2003/07/06

休日出勤2日目。危うく遅刻。

今日の朝は早いので、昨日の夜も早めに就寝しました。母からの不意打ちに備えて、予め「今日は早く寝るから」と電話を入れ、これで睡眠時間もバッチリじゃん、と寝始めて30分ほど経った、ある瞬間。電話がかかってきて、飛び起きました。しかも、母からです。

「ああ、ゴメンね。仙台のAちゃん(母のお騒がせで世話のかかる友人)が、今晩サッカー観戦の帰りに寄るっていっているんだけど、バスが高速で渋滞でね、東京駅に着くのが遅くなるって言っているのよ。でね、山手線の終電っていつ?」

この時点で、私はなにも言わず電話を切りたいという人生でもトップクラスの衝動と戦いました。

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥12時40分位が限界」

「じゃあ、その後は東京駅に迎えに行かなきゃならないのね、まったくもぅ、世話が焼けるわ、あの人も。あぁ、ありがとね。明日早いんだから、もう寝なさい」

と言って母はそのまま電話を切ってしまいました。

寝てたんですけど。

家族ですし、相談事や愚痴なら付き合いもしますが、「山手線の終電」などというしょーもない理由で起こされたのは初めてです。こんなことになるのだったら、早く寝るのではなかった、と悔やんでも時すでに遅し。馬鹿馬鹿しくも、あまりにも遣り場のない怒りに1時間は寝られませんでした。

読書:ギンズブルグ『ベナンダンティ』(4日目)

2003/07/05

休日出勤1日目。何事も無し(安堵)。

来週は忙しいので、買い出しと料理の作り置きをしています。野菜炒め、マイタケとつまみ菜のおひたし、豚肉のキムチ炒め、鶏肉のカレー煮。全て2食分以上はストックしています。メロの煮魚もやりたかったのですが、沢山つくっても食べきれないので断念しました。無花果の蜂蜜煮は、まだ材料の価格が下がらないため、こちらもやはり順延です。

大家さんの庭でカサブランカが咲き始めました。朝、庭の前を通るとき、百合の芳香が風に乗って漂っています。合歓の木もそろそろ開花しています。ふんわりした淡紅色の繊細な花です。

読書:ギンズブルグ『ベナンダンティ』(3日目)

2003/07/04

日暮里谷中側の中華飯屋「深玔」を再訪しました。麺類こそありませんが、やっぱり美味いです。しかも安い。日替わり飯が600円です。今日食べた扣肉飯は900円でしたが、多分他の店だと1000円超だと思います。10人も入れない狭い店ですが、案の定、随分と常連さんがいるみたいです。私の後の人が入ってきた瞬間に、前日の話題の続きと思しき会話がいきなり繰り広げられていて驚きました。

読書:ギンズブルグ『ベナンダンティ』(2日目)

2003/07/03

最近の謎。鳩はどうしてひなたぼっこをしているとき、体勢が斜めになっているのでしょう? さぁ、アナタもレッツ観察!

盛況な東証ですけれど、いつ売り浴びせが始まるかとドキドキしているこの数日です。昨日から一寸異常だと思いませんか。

読書:ギンズブルグ『ベナンダンティ』(2日目)

2003/07/02

“タイ風バジル炒めの素”を買っていたので、ご飯と合わせて夕食にしたところ、あまりの辛さに涙腺が全開になってしまいました。美味いにはうまいのですが、もう辛いというより口の中が痛いのです。世界で一番辛い唐辛子を食べているのもタイ人とのこと。私が辛いものに弱いということもあるのでしょうが、タイ人は凄い人々だと思います。

『ブラックジャックによろしく』を「暇そうだ」と曰った妹は現在、「1日半の当直勤務で2時間の睡眠をとり、帰宅して5時間程寝て、翌朝出勤する」という、2日でワンセットのシフトです。つまりは36時間勤務を週3回。体力も限界に近く、この間も胃炎で寝込んだようです。今度会ったら、夏休みはゆっくり休みなさいと命令しなければならないでしょう。

かなり以前に書いたものを「勧君更尽一杯酒」としてUPしてあります。ひと月ほど「よしなしごと」以外には更新できないです。申し訳ない。

読書:ギンズブルグ『ベナンダンティ』(1日目。一次史料が沢山残っているヨーロッパならではの著作。)