Diary 2002」カテゴリーアーカイブ

2002年の日記。

2002/12/12

仕事は相変わらず12時間労働ですが、休憩中に美しい論文を読んで幸せ。

読書:『岩波講座 東南アジア史 9』(6日目。ベトナムとミャンマー)

2002/12/10

セキセイインコのみどりちゃんが夜用の掛け布に爪を引っかけて大騒ぎ。はずしてあげようと足を捕まえたら、みどりは動転したか、手を攻撃し始めてしまいました。

「あたたただだたたた、みーどりちゃんっ、止めなさいって。とってあげるだけでしょ」

なんて言っても通じるはずも無し。渾身の力を込めて繰り返しガブガブと咬んできます。2時間経った今でも、まだひりひりします。インコが咬みつくと、本当に痛いということを久々に実感した夜でした。

読書:『岩波講座 東南アジア史 9』(4日目。フィリピンとマレーシア)

2002/12/09

とある語句の文化的なルーツをWebでだらだら調査していたら、オ○ムの入信勧誘ページが引っかかって来てしまった‥‥。直接“鼻飲”で検索するのが一番だったようです。しかし、「水経注」に既に記述されているなんて、意外と古い歴史がある言葉なんだなぁ、“鼻飲”。

読書:『岩波講座 東南アジア史 9』(3日目。インドネシアとスハルト)

2002/12/08

風邪からどうにか復活しました。

今年のお正月は読書三昧・ビデオ三昧の予定です。危機的なまでに溜まった積ん読本をどうにか消化しなければなりません。小説なら1日で3~4冊はいけるので心配していないのですが、問題は歴史専門書の分厚いハードカバーが溜まりも溜まったり8冊! スケジューリングに頭が痛くなります。

購入:『アジア遊学 46』(アジアのお正月特集。この雑誌は本当に“アジア”を特集しています)、宮脇淳子『モンゴルの歴史』、G.セデス『東南アジア文化史』(基礎教養、かな)

2002/12/05

風邪をひいたらしく、吐き気がするし、お腹はかなり壊れています。今年流行の風邪のようですが、以前ひいた経験があるので抗体が出来ていることに期待しています。

ミャンマーの元首相のネ・ウィンが91歳で死んだそうです。ここのところ政権を握るミャンマー軍部が彼の一族を煙たがっているのは割合知られた話で、ネ・ウィン一族追い落としが目的と疑われるクーデター未遂事件なんてのも最近発生したばかりです。年齢が年齢なのでなんともいえませんが、軍部がいきなり火葬にしているあたり、胡散臭さが漂いますな。

どちらにせよ、不安定要因を取り除いたことで、ミャンマーはそろそろ軍部主導の「民主化」へと動き始めるでしょう。経済が破綻したこの国にとって、民主化は援助獲得のための必須条件なのですから。

問題は本家民主化運動のスー・チーさん。彼女はどう動くのか、楽しみでもあり、心配でもあります。彼女は運動家ではあっても政治家ではないので、事態のバトンを握っても使いこなせないような気がする。

読書:『岩波講座 東南アジア史 9』(2日目。タイの経済成長と政治)

2002/11/30

例のベトナムコーヒーアイス、なかなかいけます。くどさがクセになるオリジナルと違って、冷えているおかげかさっぱりした味になっていました。

“The Ring”を観て来ました。悪くない出来。日本版と比較して、プラスマイナスゼロといったところ。

日本版とリメイク版で大きく異なったのは“貞子(=サマラ)”の位置付けでしょう。善でも悪でもなく、その運命によって強烈な怨念を遺した日本版の貞子に対し、意図せずして災いを振りまくが故に井戸に落とされたのがリメイク版のサマラです。この“封印”された“純粋な災厄”としてのアプローチはパンドラの箱の説話に連なることは明らかで、私としては魅力的ではありつつも、日本人として感覚的に受け入れられない解釈です。だからこそ余計怖いともいえるのですが。

例のビデオも、過去のパッチワークではなく、サマラが視るはずもない将来のデジャ・ヴュに変えられています。過去ではなく未来の映像にしたのは上手い方法でした。いかにも「決められたレールを走らされていて絶対に逃れられない」という心理に観客もさせられますから。

ついでに。「ウィルスのようだ」と台詞にあるように、リメイク版は明らかに続編を意識した作りになっていた所がハリウッドっぽい感じです(笑)。

2002/11/29

体力の低下に続き、半白髪を見つけて更にショーック! いやぁ、随分動揺してしまいました。考えてみれば父方が若白髪なので、あり得ることなのですが。

ベトナムコーヒーのカップアイスを近所のコンビニで発見してしまった。あの、コンデンスミルクを入れた強力に甘いベトナムコーヒーをアイスにしてみたようです。

やるな、Kaneb*u。

食べたら、感想をUpするつもりです。それにしても、アイスになったことに物凄く納得してしまったのは私だけだろうか? (反語法)

読書:カーティン『異文化交易の世界史』(6日目。毛皮狂騒曲。)

2002/11/28

今月はぐったりと疲れていたはずなのですが、残業時間はたった40時間弱。22日の勤務日に対して、1日約1時間半です。何故? もっと動けるはずなのに、と己が体力の低下にショックを受けた一日でした。

年末年始の宴会の構想を練っています。去年は高級中華でしたが、今年はまだ迷い中。個人的なコンセプトは「一人ではいけない所、一人では食べられない料理」です。何カ所か候補は挙がっているのですけれど、まだ決め切れていません。何故かというと、昼のランチで試していない所が多いから。昼のランチは調理時間が短いためか、意外と店の状態が判明しやすいのです。やっぱり宴会といえども良い店で、おいしいご飯を食べたいものですな。

読書:カーティン『異文化交易の世界史』(5日目。アルメニア商人、大陸を渡る。)

2002/11/27

23時過ぎに帰宅する時刻には、すっかり夜空は冬の景色。薄くかかる雲の合間に、オリオンは南中し、刺すように輝くシリウスとクリーム色の木星が競演しています。

読書:カーティン『異文化交易の世界史』(4日目。やっぱり20年前の本なのね、という箇所もちらちらと。面白いですが。)

2002/11/25

相変わらず、マイパソコンのThinkPad240くんは壁紙がNASAの画像です。ここ数日は銀河団の画像。重力レンズでゆがんだ遠方の銀河の輝きも写っているお宝画像。“お宝画像”の用法が違いますが(笑)。

こういう画像を見ていると、この銀河が砂場の砂粒のようにごくありふれていて、地球もその中の更にありふれた星を回る一惑星であって、私がその地球の生物の何兆分の一に過ぎないことを痛いほど感じます。これを自分の微少さととるか、天文学的な確率の賜物ととるかはその日の気分次第。

読書:カーティン『異文化交易の世界史』(2日目。こういう視点の概説書は意外とないので翻訳されるとうれしい。)