2010/11/02

最近、「DISCOVER Your Favorite!」(新刊.netの元となったソフト)というツールを使って Amazon の東南アジア史新刊情報をクロールしています。そこで気がついたこと、それは「Nabu Press と LLC Books は全力で無視せよ」。

なんだか毎月何件も異常なペースで引っ掛かってきていて、しかも調べてみると復刊ものが妙に多い‥‥まあ、そんな感じでこの二つの出版社が意識に引っ掛かってきたわけです。

そこでGoogle先生に尋ねてみたら、このあたりに情報があるよと教えてくれました。

情報を総合すると、前者は著作権の切れた著作を(勝手にスキャンして?)、後者はWikipediaの記述をまるっとコピーしただけのものを大量に出版している、かなり胡散臭いやり口の組織(?)と判明。

興味のあるタイトルも無くはないのですが、書誌学的に怪しいものを大量に流通されるのが煩わしいのと、フリーとはいえ著作権がグレーであったりするので、とりあえず出版社の検索条件には「-Nabu -LLC」としています。

それにしても、日本でこういうところが出てくると、大変にウザイくてややこしいことになりそうだなあ‥‥。

[2010/11/04追記] General Booksも相当グレーなイメージですが、これを除外すると諸共に「一般書」までもが除外されそうで見合わせ中です。

2010/09/20

近所の神社の祭礼に行って、御神輿追いかけてみたり、代々木公園のベトナムフェスに行ってきたりと、この連休の間、遊び呆けていたので、本日は家で作業する日となりました。

まだ、あと2つほどタスクが残っています。もう少し頑張らねば。

2010/09/08

実家の母が大量にシソとバジルを持ってきた。どうやって消費するか悩む今日この頃。

シソはささみの梅肉あえにして冷蔵庫に放り込み、細かい葉っぱ部分は別の生姜焼きに投入して、これも冷まして冷凍庫へ。

問題はバジル‥‥クックパッドを検索してみましょうかねぇ。

2010/08/17

現在、再就職に向けて、履歴書を書いています。年金の記録や、その他もろもろも棚卸しして至った結論は、「うん、資格が貧弱だな」ということ。

資格の勉強をしなくは無かったのですが、サーバ構築系技術者の常として、「ここの構築が完了したら次の現場」と納期に追われて、セミナーや資格取得を疎かにしていたなぁ、と反省しています。

この失業中に、二つの資格を取得する計画ですが、きっちり終わらせて自分としても自信をつけたいところです。

2010/07/20

溶けそうな日々に、早くも夏バテの気配を感じています。バランスの良い食事を心がけなければ。

また、別分野への再就職を目指すべく、本格的に活動を開始しました。一応、ハローワークでのセミナー受講と平行して、資格の取得を目指しています。

よし、がんばろう。

2010/07/09

気の乗らない作業をようやく終えて、他のに手をつけた途端に作業スピードがぐんと上がってます。まいったね、コリャ。

まだ、やりかけにしたままの作業が幾つか残っていますが、それは来週。

2010/07/02

本や音楽が好きだと、クリティカルヒットなリリース情報が出てくると、脳内でサンバが始まることがあるんじゃないかと思いますが、昨日は東方書店(神保町にある中国関連総合書店)にこんな情報が。

輸入書 越南漢文燕行文献集成(越南所蔵編)(全25冊)【中国・本の情報館】東方書店

うわ、マジこれ欲しい!!!!

「見たい」ではないのがポイントです。なぜなら、断言しますが、普通の図書館が揃える本じゃないから。大学図書館でも並み居るライバルリクエストをばったばったとなぎ倒さないと購入してもらえない、「見る」ほうが余程難しい本なのです。よって、「見たい」ではなくて「欲しい」になる、というわけ。

だがしかし、詳細を見て脳内お祭りは終了。全25冊、315000円也。‥‥いろいろ無理です。価格も冊数も、多分サイズ合計も。浮ついた私が悪かったです、すいませんすいません。

ということで、15秒くらいで諦めました。1冊1万円として5冊くらいまでは算段するのですけれどね。この規模は私には不可能。

まぁ、そんな個人的な葛藤はおいといて。

内容は、14世紀から19世紀に中国各王朝へと派遣されたベトナム人の文献ということで、かなり興味深いです。ベトナム漢喃研究院の蔵書79種を収録とあるので、結構役に立ちそう。影印なのもポイントが高いです。

しかし、こういう大部の本こそロングテールのお手本なのですから、どんどん電子化して欲しいよなぁ。

2010/06/17

ハローワークにお世話になりますと手続きしてきました。脳内の敵と戦っている人がいたり、くどくどとループしているっぽい相談電話の相手をしている職員がいたりと、なかなかカオスです‥‥ハローワーク。

あ、母へのフォローもやっておかないとねー。

私のアトピーとか、もともとの虚弱体質とか、最近の無職状態とか、モテないこととか、かーなーりー母は気にしている(というか、こんなふうに産んでしまってごめんなさいと母自身を責めてしまう)ので、“私は大丈夫だよ、元気だよ”アピールが欠かせないのですよ。

これはこれで娘としても疲れるわけですが。

2010/06/03

宅配が届きました。友人のところで教えて貰った、一ヶ月に一回届く冷凍お総菜のセットです。

自分ではなかなか手を出せないような食材、料理のバラエティが確保でき、コンビニやスーパーで買うお総菜より安くて節約にもなります。冷凍なので保存もきいて便利。

まだ仕事も決まっていませんし、食費を切りつめるのが手っ取り早い節約になるのです。母が米を送ってくれているので、米の心配が無いのは幸運でした。

2010/05/28

本日、高校生のための金曜特別講座に行ってきました。まぁ、一言でいうと、「山内昌之先生が高校生のニーズに応えない講義をしていた」という感じです。

だってさー、イスラームの近代化の話は流石に堂に入ったものだけれど結局言いたいことは唯の島津萌えじゃん。歴史学と萌えは峻別しないと、司馬遼太郎や塩野七生といった小説家と同類になってしまうと思うのですよ?

そして、政治的に煽っているのは、この場では相応しいものと思えない。未来を考えてる高校生に、ネガティブで曖昧な思想を吹き込んでどうするの、と。「あとは、わかるな?」的な言い方は私は大嫌いです。政権に不満があるのなら堂々と自分なりの解決策を提示して論破すればいいのに。

あと、政治学(といいつつ多分今の政局を指している)と歴史学を一緒くたにして、事実に基づいて選択肢はどれかを選ばなければならない、という言い方をしていましたが、これも不同意。こんな言い方をしたら、高校生には「選ぶことがOKなら、切り捨ててもいいのだ」という拙速な認識に至らし兼ねません。

まず、歴史学は事実を積み重ねてゆくうちに、おのずと結論が導き出される学問であって、選択するものではないと思うのですよ。そもそも歴史学は結論を選ぶ必要はありません。複数の競合するように見える結論が出てしまったら、それらを合理的に統合する仮説を提示するか、材料不足として保留するのが誠実なやり方でしょう。

そんな感じで、かなり腹を立てて帰ってきました。歴史学について初心に戻って考えてみるか、と講義を聴きに行ったら、アジテーション(しかも変に婉曲)を聞かされたわけですから。

そういう史学科卒業生の疑念はおいておくとしても、高校生はもっと「歴史学を学ぶ意味とかノウハウ」を求めて来ていたはずで、もっと広範な類例を知りたかったんじゃないかと。ある事象に対する強烈な問題意識を過去に遡ることで解析したい、できれば解決の糸口を見つけたい、その欲求をどのように具体化するか。歴史を勉強するにあたって、どんなアプローチをしたらいいのか、どんな点に注意すべきなのか。

なのにエジプトをダシに島津萌えを延々聞かされれば‥‥寝ている高校生が多かったのが、不幸中の幸いかも。

個人的には質問もあったんだけどね。「先生が挙げた比較史の例は同時代ばかりだけれども、時代の違う地域を比較しないのでしょうか?」てな感じ。タイの近代化と明治の近代化政策とか、コリアン・ディアスポラとハドラミーの拡散とか。でもこの講義は高校生が主人公なので遠慮しときました。

とまぁ、ぶっちゃけた話、時間稼ぎに急遽前座に入ったミトコンドリアの話の方が面白かった。『千の風になって』は炭素循環を科学的に正しく歌っている! とか、ミトコンドリアは卵子から受け継がれていて、かつ細胞で一番熱を発生しているのだから、私達はいつもお母さんのぬくもりに包まれていることになるのです! とかバカ話ギリギリで最高。これくらい面白くないとねぇ。

余談、塩野七生についてはアンサイクロペディアの記述が一番当を得ていると思います。