Diary 2010」カテゴリーアーカイブ

2010年の日記。

2010/06/03

宅配が届きました。友人のところで教えて貰った、一ヶ月に一回届く冷凍お総菜のセットです。

自分ではなかなか手を出せないような食材、料理のバラエティが確保でき、コンビニやスーパーで買うお総菜より安くて節約にもなります。冷凍なので保存もきいて便利。

まだ仕事も決まっていませんし、食費を切りつめるのが手っ取り早い節約になるのです。母が米を送ってくれているので、米の心配が無いのは幸運でした。

2010/05/28

本日、高校生のための金曜特別講座に行ってきました。まぁ、一言でいうと、「山内昌之先生が高校生のニーズに応えない講義をしていた」という感じです。

だってさー、イスラームの近代化の話は流石に堂に入ったものだけれど結局言いたいことは唯の島津萌えじゃん。歴史学と萌えは峻別しないと、司馬遼太郎や塩野七生といった小説家と同類になってしまうと思うのですよ?

そして、政治的に煽っているのは、この場では相応しいものと思えない。未来を考えてる高校生に、ネガティブで曖昧な思想を吹き込んでどうするの、と。「あとは、わかるな?」的な言い方は私は大嫌いです。政権に不満があるのなら堂々と自分なりの解決策を提示して論破すればいいのに。

あと、政治学(といいつつ多分今の政局を指している)と歴史学を一緒くたにして、事実に基づいて選択肢はどれかを選ばなければならない、という言い方をしていましたが、これも不同意。こんな言い方をしたら、高校生には「選ぶことがOKなら、切り捨ててもいいのだ」という拙速な認識に至らし兼ねません。

まず、歴史学は事実を積み重ねてゆくうちに、おのずと結論が導き出される学問であって、選択するものではないと思うのですよ。そもそも歴史学は結論を選ぶ必要はありません。複数の競合するように見える結論が出てしまったら、それらを合理的に統合する仮説を提示するか、材料不足として保留するのが誠実なやり方でしょう。

そんな感じで、かなり腹を立てて帰ってきました。歴史学について初心に戻って考えてみるか、と講義を聴きに行ったら、アジテーション(しかも変に婉曲)を聞かされたわけですから。

そういう史学科卒業生の疑念はおいておくとしても、高校生はもっと「歴史学を学ぶ意味とかノウハウ」を求めて来ていたはずで、もっと広範な類例を知りたかったんじゃないかと。ある事象に対する強烈な問題意識を過去に遡ることで解析したい、できれば解決の糸口を見つけたい、その欲求をどのように具体化するか。歴史を勉強するにあたって、どんなアプローチをしたらいいのか、どんな点に注意すべきなのか。

なのにエジプトをダシに島津萌えを延々聞かされれば‥‥寝ている高校生が多かったのが、不幸中の幸いかも。

個人的には質問もあったんだけどね。「先生が挙げた比較史の例は同時代ばかりだけれども、時代の違う地域を比較しないのでしょうか?」てな感じ。タイの近代化と明治の近代化政策とか、コリアン・ディアスポラとハドラミーの拡散とか。でもこの講義は高校生が主人公なので遠慮しときました。

とまぁ、ぶっちゃけた話、時間稼ぎに急遽前座に入ったミトコンドリアの話の方が面白かった。『千の風になって』は炭素循環を科学的に正しく歌っている! とか、ミトコンドリアは卵子から受け継がれていて、かつ細胞で一番熱を発生しているのだから、私達はいつもお母さんのぬくもりに包まれていることになるのです! とかバカ話ギリギリで最高。これくらい面白くないとねぇ。

余談、塩野七生についてはアンサイクロペディアの記述が一番当を得ていると思います。

2010/05/23

今月末に退職なのですが、予定が大幅に狂いそう。

退職が決まる直前に面接が決まってから、とんとん拍子で話が進んでしまい、7月から半年から一年、業界でも有名な低待遇SIerに放り込まれる可能性が高いです。半年だけという話だったのですがねぇ‥‥。

条件を細かく訊くと、安い契約料で、契約社員で社会保証も自前、体力的に過酷なプロジェクト。と、三拍子揃っているので、何のためにやるのか全く意欲が湧きません。

まだ決まり切っていないのが救いで、今まで立ててきた転職の予定と、プロジェクトが決まった場合の転職のルート、どっちに転んでもいいように計画を立てています。

2010/05/16

先月末にあった従兄の結婚式で、ブーケトスの花束(五分割)を貰いました。

‥‥は良いんだけれど、ジャムの空き瓶に活けていたら、花束に入っていたアイビー(蔦)から根っこが生えてきましたよ。日当たりの良いところに置いたら葉っぱもわさわさ増加してきていますよ。これは縁起が良いのか、悪いのか、判断しかねている今日この頃。

ひとまず、鉢植えを目指して液肥を投入中。

2010/05/11

ぼちぼち白状しますが、今月末で会社を辞めます。

私のスキルにあった仕事がなく、給料が払えないのだそうで、有り体に言うとリストラです。スキルがあっても年齢の壁は越えがたいという日本の業界の鉄則には勝てなかったということですかね‥‥。

とはいえ、今後の予定は未定とはいえ、習得してみたい技術や、やってみたい仕事などはあるので、まずはそこから手をつけようと考えています。

問題は、会社都合での退職なので手当は早く出るはずなのですが、計算してみたら結構ギリギリの金額だということ。貯金は動かせなくなって(or して)いるので、アルバイトは必須になりそう。

とりあえずの節約として、外食メインから自炊に移行していますが、やっぱりメニューのバラエティは欲しいところ。友人から「通販の冷凍お総菜が便利だよー」と教わったので、一ヶ月20食で2600円ちょっとのお総菜12ヶ月コースを注文しています。

Let’s Free Life!

2010/05/05

一昨日と昨日で友人達と、酒飲んでだべったり、人生相談してみたり、TVみたり、本買いに行ったりしていました。ここのところ行き詰まった気分になることが多かったので、気分転換ができて楽しかった。

さて、(部屋を見回して)掃除しないとなぁ‥‥。

2010/05/02

昨日はSFセミナーに行ってきました。私事の都合上、後半の企画「東浩紀インタビュー:SFのイマココ」「日本SF翻訳の楽しみ」からの参加です。

東浩紀のインタビューはしゃべりまくり。途中で喋るネタのリストがあると種明かしがあったものの、あのオタク川柳の名句「聞いてない 誰もそこまで 聞いてない」の如く、ひたすら東浩紀が喋る、喋る、喋る。そういう企画でした。頭でっかちで理想家の系譜を継ぐ純正オタクとしての東浩紀には興味が出てきたので、今度著作を読んでみようかと思います。

次の翻訳企画では、日本の小説をアメリカで翻訳しているA.O.スミスを招来した企画です。ゲームと小説の翻訳の違いについてや、日本語を翻訳する際の工夫と苦労を、堪能な日本語で語っていました。

その後は神保町に繰り出して、2000円だった松本信広『インドシナ研究』を、ついうっかり購入してしまいました。まぁ、お買い得だったと思います。

2010/04/28

健康診断に行ってきたら、胃のレントゲン撮影で飲んだ下剤入りバリウムにやられました。

もともと効きが良い体質とはいえ、効くのが早すぎですよ‥‥。

2010/04/25

昨日は従兄弟の結婚式でした。

お相手はカナダ(の親戚の家)で知り合った年上の女性で、気さくでテキパキと物事を進めるようなタイプ。2ヶ月違いの同い年で、付き合いも長いのですが、あんなに幸せそうな従兄弟は見たことがありません。思春期以降は、いつもポーカーフェースだった印象が崩れましたよ。

さて、この従兄弟の結婚式には着物を着ることにしたのですが、美容室で髪をセットして貰ったら、すごく演歌歌手(眼鏡が違和感バリバリ)なテイストに‥‥とはいえ皆黒のドレスばかりだったこともあり、緑青の地に紫の花模様の着物と金色の帯は好評でした。

2010/04/21

現在、人生の転機に直面中です。

まぁ、なんですか。単に仕事が無くて、会社から契約社員への切り換えか退職かを迫られているだけなのですけれどね。昨日受けた派遣の面接(11倍!)に落ちて、明日あたりに本格的に話がありそう。

最近、めっきり弱気になった母には更に心配をかけるけれど、やりたいことが無くもないし、ここで思い切ってジョブチェンジでもいいのかもしれない。