Diary 2004」カテゴリーアーカイブ

2004年の日記。

2004/01/18

昨夜はよく訪問しているSF系サイトのオフ会でした。小さい頃観たアニメ、今日買った本、最近のSF映画、昔のスタトレに登場する異星人達とアメリカ人の東洋人観について、NHK話、出版業界や図書館の現状、科学ネタ、小説の手法としてのSF、その他硬軟様々な与太話‥‥話題には事欠きません。5時間も喋って、語って、笑いました。

読書:浜たかや『龍使いのキアス』(読了。面白くて、少し哀しい。良書です)

2004/01/15

クラウス・シュルツの新盤が近いうちにリリースされるようです。‥‥今回は50枚組とか、10枚ひと箱とかではないもよう(ほっ)。

つねづね思うこと。コンビニ弁当って何故あんなにしょっぱいのだろう。このご時世、塩分を控えなくてはならない一人暮らしのご老人や、不健康な生活をしている中堅社員、健康志向のOLもいるだろうに、「塩分控えめ」メニューなんて一つもないのがとても不思議です。

2004/01/14

ただ今、会社では風邪が蔓延中でして、順繰りに人が休んでいる状態です。現在私の周辺で3人ほどダウン中。そして上司のM浦さんは「風邪をひいたらオレに近づくな」といち早く宣言を行いました。「オレの家には受験生がいるんだ。オレが風邪をひいたら家に入れてもらえなくなる」と。微妙に切ない発言に対して、部下一同はというと「帰ったらうがいをしないとだめですよ」は序の口で、「自宅に隔離部屋を作ったらどうです」「会社にお泊まりしたら」と好き放題言っています(笑)。

今週の土日はセンター試験、1月下旬から2月は私大と国立二次。受験生はこれからが大変ですね。

読書:飛浩隆『グラン・ヴァカンス 廃園の天使』(読了。硬質で、猥雑で、端正で、切ない。作者曰く「清新」。そんな作中の雰囲気が明智抄作品に似ているよーな)

2004/01/13

バグを1匹潰すと、バグが2匹報告されてきます。まったく、もー(弱笑)。

突如トンコツ病を発症しました。困ったことに脂ぎったトンコツラーメンが食べたくてしようがありません。久しぶりに食べ歩きしてみようかなぁ。

読書:アンダーソン『増補版 想像の共同体』(13日目。読了。記憶と忘却とはラベル化に似ているかもしれない‥‥やっぱりフーコーの『監獄の誕生』も読まねばならないのかなぁ)

2004/01/12

コートを買いに新宿へ買い物に出掛けたら、CDと本に化けてしまいました。紀伊国屋書店に浜たかや作品が並んでいたのでつい‥‥『龍使いのキアス』は長編、『太陽の牙』はユルン・シリーズの一編です。特に『龍使いのキアス』は思ったより字が小さく、分厚く、しかも挿し絵がないために「難しいよ。君に読めるかな?」といった子供への挑発がぷんぷんと匂っています。この挑発に乗った少年少女が更なる文字の大海に船出するのでしょう(笑)。

CDは相変わらず北欧トラッドとジャーマンクラウトを購入しました。東南アジア史が好きなくせに音楽は北方系なワタシ。ヤァラルホーン“Sjofn(愛と情熱の神)”と“Grimborg(グリム城)”とクラウス・シュルツ&ピーター・ナムロック“The Dark Side of the Moog”です。これでも大分我慢したのですけれどね(苦笑)。

そういえば昨日は大河ドラマを久々に観ました。私としましてはスロースタートかな、といった印象です。まだ主演の香取慎吾はこなれていない感じですが、他の配役は意外と違和感がありません。ミスキャストと騒がれた沖田総司も当時としては“外見を気にするイマドキの若者”だったようですから、あのまま行ってもOKです。あとは史実ネタのお遊び(鬼瓦とか、口にげんこつが入るとか)が多かったのが三谷風でしたね。去年のようにすごい間違いや、甚だしい考証ミスや、無理なストーリー展開さえなければ私はOKなので、大河ドラマに変に過大な期待をする連中は気にせず、一年間好きにやって欲しいものです。

購入:浜たかや『龍使いのキアス』、『太陽の牙』(とうとう購入)

読書:アンダーソン『増補版 想像の共同体』(12日目。もう少しで読了。最近の東南アジア学でよく引き合いに出されるタイの地図作製の話はここにも出てきます)

2004/01/11

私集を修正しました。追加部分は通販方法の追加だけです。実は定形外郵便料金が変わっていて驚きました。

購入・読書:諏訪緑『諸葛孔明 時の地平線 7』(読了。初期短編「紀信」に出てくる、のっぺり顔の太めオヤジ・劉邦と、この作品の劉備が同じ顔をしているのがなんとも懐かしかったり。あと、ちゃんと“蛮”と諸葛亮の関わりを描こうとしているようだ)、日経サイエンス2月号(読了。時代は「ジャンクDNAとRNA」らしい)

2004/01/09

明日は休日出勤~。ま、のんびり行きましょ。

購入:マーティン『サンドキングス』(短編集)

読書:アンダーソン『増補版 想像の共同体』(11日目。何故、人は国のために死ぬことができるのか、という疑問に容赦ない分析を加えています。)

2004/01/08

うーむ、寒いですね。今日の月は人の視線を拒絶するような硬質の輝きで、まさに“月は無慈悲な夜の女王”といった感じです。

「二度寝撲滅大作戦」が挫折しそうで、明日から仕切り直し。せめて朝御飯はゆっくりいただきたいものです。

読書:アンダーソン『増補版 想像の共同体』(11日目。何故、人は国のために死ぬことができるのか、という疑問に容赦ない分析を加えています。)

2004/01/07

SARS騒動のおかげでハクビシンが根絶される瀬戸際に立っているらしい。中国の野生動物に対する扱いのひどさは、1950年代の毛沢東発言をきっかけとした雀駆除運動なんかが悪名高いですね。億単位で殺されたらしい(涙)。その後、生態系のバランスが崩れ、害虫が大量発生して大飢饉が起き、2~300万人が餓死したそうです。あの国には、冷静な意見に耳を傾けられる余裕をもっと持って欲しいものです。

読書:アンダーソン『増補版 想像の共同体』(10日目)

2004/01/06

東京都現代美術館は、会社から歩いて30分ほどの所にあります。今まで行ったこともないのですが、東西線の木場駅が丁度中間地点にあるおかげで、ポスターにはよくお目にかかっています。そのポスターが新しいものに替わっていました。

「映画イノセンス公開記念 押井守監修 球体関節人形展 DOLLS of INNOCENCE」

とうとうここまでやるのか。

これが正直な感想です。アニメーション映画のタイアップ企画で、しかも球体関節人形。おまけに企画名称がやたら長い(笑)。去年はジブリの企画「ジブリがいっぱい スタジオジブリ立体造型物展」に度肝を抜かれましたが、今年も新年早々びっくりしました。

人形が表象するものは現代を読み解く上で重要な鍵だというのは、別に珍しくもない見方ですが、ここまではっきりと大きな企画として打ち出したのは初めてではないでしょうか。

開催は2月頃からだそうです。でも行くかどうかは微妙だったりして。人形が‥‥デルフィやトクシーヌのリアル版はちょっとね‥‥。

5000HITを越えました。わーい。 こんなBBSもないサイトを訪れてくださった皆様、本当にありがとうございます。

読書:アンダーソン『増補版 想像の共同体』(9日目)