2004/10/17

根津美術館の「宋元の美」展とサントリー美術館の湖南省出土古代文物展をはしごしてきました。

湖南省出土古代文物展で展示されていた走馬楼出土の木簡は、電子化してデータベースを構築し、統計学の手法を導入してこそ真価を発揮する遺物ですね。140000点も木簡があれば、そうせざるを得ないわけで、確かに電子化作業は進められていると小耳に挟んだ記憶があります。完成ははるか先のことのようですが、完成すれば三国時代の呉がどのような行政を行っていたか相当解明されるでしょうね。

「宋元の美」展は日本に伝来した漆工芸品を中心に構成されていました。堆朱の盆で図案の空白部分に施された文様の細かさにはくらくらします。

微妙に体調が良くない。喉が痛み、微熱が出ています。これはブタクサアレルギーか、口内炎のせいか、はたまた本当に風邪を引いてしまったか、どれだろう? ともかく暖かくしておいて損はないか。

読書:弘末雅士『東南アジアの港市世界』(5日目。貿易と異界について)