2003/03/18

下の詞はサイモン&ガーファンクルのスカボロ・フェアからの一節です。スカボロ・フェアに住む恋人に待つのを諦めるよう、旅人(?)に無理難題をことづける兵士の歌。“She once was a true love of mine”の句が知られていますが、コーラスの歌詞は意外と知られていないようです。こんな日々が早く過去のものとなるように。

丘の斜面に木の葉は舞い散り
銀の涙は碑を洗い
ひとりの兵士は銃を磨く
戦争は紅に染まった大軍に劫火を浴びせ
将軍たちは兵士に殺せと命じ
そしてとうの昔に戦う理由など忘れてしまっている

ところで、某藪大統領を莫迦扱いする風潮ですが、あかんな~と思っています。卑小化単純化は物事の判断を歪めますから。某前フォレスト首相と一緒で、あれだけ叩かれたのに、いまだに某リトルスプリング首相は彼の派閥にいます。確かに機運に恵まれましたし、失言は多いですけれど、それだけではここまでの経緯は説明不可能です。

他人を笑いものにするとき、笑っている人間ににこそ「笑わなければいけない理由」があるということです。

読書:河原正博『漢民族華南発展史研究』(2日目。実は再読ですが、色々考えさせられます)

購入:谷川渥『廃墟の美学』(思想史もの)