2002/01/12

友人T、友人Mと落ち合って、国立科学博物館の『化石の美と科学』展へ。この展示会の第一部は大昔の生物痕などを展示した「化石芸術」、第二部は「アンモナイトの美と科学」という構成です。第一部は、芸術作品に見立てた化石にいちいちタイトルをつけているのが楽しい。「ストロマトライトの楽園」とか。

友人Tの目的でもある第二部は壮観。ゆけどもゆけどもアンモナイトだらけ(笑)。アンモナイト同士の区別は大きさ・殻の刻み目・形が決め手らしいのですが、判りやすいのもあり、どこがどう違うのかさっぱり判らないのもあり、色々です。これらアンモナイトは川下由太郎(故人)という在野の研究者が主に北海道で収集したコレクションだそうです。よくもあれだけ集められたものと感心しきり。川下氏の遺品も展示されていて、嬉しそうに発掘したアンモナイトを持っている氏の写真や、“クマの糞を発見。近くにいる”などの実に北海道らしい記述のある採集日誌もありました。

次いで秋葉原へ行き、友人Tのリクエストで人形造形で有名なボークスに立ち寄りました。高価な人形のパーツが一杯。一度この趣味にハマったら、なかなか抜け出すのが難しそう。人形は実を言うと苦手です。が、70年代モデル風の人形にはちょっとだけ惹かれました(名前忘れた)。

ところがボークスから外へ出るためにエレベーターに乗ったのが今回最大の間違いの元でした。エレベーターの扉にペンギンのフィギュアの広告が(笑)。ペンギンを見たいがために海洋堂のショップを探しまくり‥‥見つけてしまったのです。「ペンギンズランチビスケット」。

ちなみに、友人Tは“不思議の国のアリス”、友人Mは“妖怪根付”を同一コーナーで見つけてしまい、しばしの煩悶の後、結局三人揃って、フィギュア付きお菓子を大人買い。というわけで今、私の本棚にはペンギンがコロニーを形成し始めています。種類を集めるだけでなく、数を集めても楽しいのがペンギンズランチのいいところかも。コウテイペンギンのヒナが一杯ほしいなぁ(墓穴)。恐るべし海洋堂!