2001/08/06

そして今日も午前様。深夜1時の夕御飯。2週連続はこたえますな。

『岩波講座 東南アジア史 2』が面白いっす。セデスの“インド化”論から、ウォルタースの“マンダラ国家”論まで古今にわたる研究の集大成といった趣。今、ぞくぞくしながら読んでいます。

歴史論文って仮説を立てたり、証拠を集めて謎解きしたり、史料を魔法のように操って隠された構造を解明する上質のエンターテイメントです。学術書だからといって敬遠せず是非お読みあれ。まぁ、論文を書き上げる前に血の滲むような努力があるので(卒論は辛かった‥‥)、それをモノのように消費するような物言いはあんまり堂々とはできませんが。