2001/03/04

Tom Waits のCDを聴いていました。ロックのようでもブルースのようでもある、実にアメリカ的な歌詞と複雑な変拍子、メロディのだみ声が魅力です。舞い上がる土埃、あるいは芥溜めと酒の饐えた臭いが漂い、場末の酒場に曇る紫煙。諦めとやりきれなさと、愚かしい野心と手痛い失敗、そして若者の素朴な夢を見守るユーモア。

だめな人には絶対に受け入れられない音楽ですが、この歌手、私は好きです。