「貧すれば鈍す」。この10年ほどの間、何度か思い知らされた言葉。

今もそれなりに大変ですが、お金に困っていたときほど酒量や宝くじ、買い食いがコントロール出来なくなっていたなあ、と思います。駄目だと思っていてもコントロール出来ず、余計に焦って自制が効かなくなる‥‥そのスパイラルダウンを繰り返した10年。

運良く自分は中国出張で生活習慣をリセットでき、現状は小康状態で推移しています。正直もう二度と体験したくはありません。ただ、再発の可能性がなくはないので、副業・共済・投資・確定拠出年金と、自衛できる環境作りに勤しんでます。今は遅まきながらようやく目処が立ってきたところ。

先日、中小企業倒産防止共済制度を申し込んできました。

800万まで積み立てられて、経費に出来て、解約も40ヶ月目以降は自由。ただし解約時は雑収入になるので翌年は要注意、という感じの制度です。小規模企業共済ともども税金対策兼退職金になる予定。

あんまり経費を計上出来ない職種なので、節税には苦労しています。

先月にいきなり、母が「自宅近くのマンションに住んで賃料を払え」と言いだしました。母は自宅マンションとその近所のマンションに仕事場を構えていて、仕事場の方を処分したがっているようです。そろそろ定年が近づいているから手じまいしたい、しかし仕事場マンションは手放したくない、という動機のもよう。

売ってローンを払いきって、残りは老後の資金にすれば良いじゃないか、が自分の意見ですが、「妹が帰省したときに泊まるところがなくなるじゃない」と言って聞きやしません。私はホテルの番人か？ とげんなりしています。妹も多分、帰省中はどこに泊まるかなんて気にしないで普通にホテルを予約すると思うのですがね。

この話の嬉しくないところは自分にメリットがないということ。

現在のアパートよりも通勤時間が1時間以上増えること、交通費も加算されるので母の言う賃料だと今の賃料よりも支出が増えること。築30年近く、結露が酷くてカビまみれのため、リフォーム金額が最低でも500万以上かかりそうなこと。更に大規模修繕がまだなので、その分も臨時出費になりそう。ついでに旧耐震基準のマンションでもあり、地盤の弱いところに立地しているので直下地震が来たら修繕費が更に一声ドーンとなる危険性があります。

譲歩して名義変更＋残債引継ぎして好きにリフォームできるのなら、と思わなくもないのですが、そもそも実家から3分という超近距離のため母が勝手に入ってきそうなのがヤダ（一番この要因が大きいかも）。歩いて15分くらいなら余裕でOK出せるのですけれどね。

とりあえず、あと数年は仕事場のまま維持するようなので、その間に対策しておこうと思います。

まずはどうとでも動けるよう貯蓄かな。