2010/07/02

本や音楽が好きだと、クリティカルヒットなリリース情報が出てくると、脳内でサンバが始まることがあるんじゃないかと思いますが、昨日は東方書店(神保町にある中国関連総合書店)にこんな情報が。

輸入書 越南漢文燕行文献集成(越南所蔵編)(全25冊)【中国・本の情報館】東方書店

うわ、マジこれ欲しい!!!!

「見たい」ではないのがポイントです。なぜなら、断言しますが、普通の図書館が揃える本じゃないから。大学図書館でも並み居るライバルリクエストをばったばったとなぎ倒さないと購入してもらえない、「見る」ほうが余程難しい本なのです。よって、「見たい」ではなくて「欲しい」になる、というわけ。

だがしかし、詳細を見て脳内お祭りは終了。全25冊、315000円也。‥‥いろいろ無理です。価格も冊数も、多分サイズ合計も。浮ついた私が悪かったです、すいませんすいません。

ということで、15秒くらいで諦めました。1冊1万円として5冊くらいまでは算段するのですけれどね。この規模は私には不可能。

まぁ、そんな個人的な葛藤はおいといて。

内容は、14世紀から19世紀に中国各王朝へと派遣されたベトナム人の文献ということで、かなり興味深いです。ベトナム漢喃研究院の蔵書79種を収録とあるので、結構役に立ちそう。影印なのもポイントが高いです。

しかし、こういう大部の本こそロングテールのお手本なのですから、どんどん電子化して欲しいよなぁ。