2007/03/27

半日休暇をとって、ベネディクト・アンダーソン氏の講演会を聴きに行ってきました。ワークショップ『変わりゆくナショナリズムとアジア』の企画だそうです。自身の研究対象であるナショナリズムの概要と、近年の変化についての話題が中心。移民として他の国に移り住んでも、同化する度合いが以前よりも低くなり、インターネットを介して母国の影響を受け続けるという指摘と、インターネットに接続するためのラップトップコンピュータという特徴をもって「ポータブル・ナショナリズム」というキーワードを使ったりするあたり、なるほどなぁ、と思います。

読書:笹川秀夫『アンコールの近代』(10日目)