昨日は歴史の研究会を聴きに大阪へ。“東南アジア研究における文献史学”がテーマで、4人の発表者による発表の後、時間が押し気味の討論時間といった構成でした。 思ったことは大体こんな感じ。
・ B52によって出土した(笑)墓誌の写真が会場に回されていましたけれど、ベトナムの墓誌のスタンダードってどういう形態なんだろう?・あと、墓誌から読み取れる「黎権」って人名は確か黎朝の開国功臣にそんなのがいたような?・何となくの職業がらみの直感として、オランダ植民地期文書はDB化し易いと思います。文書量が超多いので移行作業は大変でしょうけれど。・アマチュアとして思ったこと。やっぱり東南アジア史という分野は、初学者にはハードルが高く、概説からいきなり各論の論文レベルにアクセスしなければならないことが多すぎる!・とはいえ、昨今の史料の発見&整理とその刊行の進展は、ネットの普及も相まって、資金があればアマチュアにも史料の入手が可能になったということでもあり、実は裾野を広げるチャンスなのではないかな、と思ったりする。・それでも、やっぱり非専門の人間には語学の壁が‥‥。そして、新幹線で日帰りしたせいか、本日は少々バテ気味。
読書:森枝卓士『世界の食文化4 ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマー』(昨日、新幹線の中で読了。腹が減っているとちょっときつい本でした)