太陽、というか恒星って錬金術でいう錬成そのものなんじゃないかと、ふと思ってしまいました。たった電子と陽子1個ずつの水素を高温高圧でヘリウムにして、恒星の終末期に少しだけ重くなった元素を放出し、それを原料にして新しい星ができ、また核融合で新しい元素を作り出す。かくして100億年を経て、いまや宇宙には金より重い元素が存在する、と。太陽の4000万倍もある超巨大恒星もあるそうで、その内部ではどうなっているのだろうと考えると、わくわくします。
読書:スモール『ナイチンゲール 神話と真実』(1日目。ある過ちを犯した聡明な女性が残りの人生をかけて責任を取ろうとした話。面白い)