2003/03/16

なんだか最近のアメリカって、戦前の日本みたいですなぁ。外来語を言い換えたり、反体制的言動を一般市民が吊し上げたり、正義と大義に弱かったり、国連を邪険に扱うあたり。自覚あるんでしょーかね。

社会思想社の倒産で書店から消えていた歴史系推理小説“修道士カドフェル”シリーズが光文社で復活しました。わーい。

場所は内乱の勃発したイギリス、時代は11世紀(!)。第一回十字軍の実状に疑問を感じてリタイアし、船乗りに転身したという経歴を持つ修道士カドフェルが主人公です。イギリス史ものとしても、人情ミステリとしても楽しいシリーズです。書院に載せそびれていましたが、ようやく復刊したことですし、これを機に紹介していきたいですね。

読書:坪井善明『近代ベトナム政治社会史 阮朝嗣徳帝統治下のベトナム1847-1883』(4日目、読了。事態を打開しようとすればするほど状況が悪化したベトナム阮朝嗣徳帝がちと気の毒)