上野へ『ラットレース』を観に行く。なかなか荒唐無稽なコメディで映画館中に笑い声が響くこともしばしば。
お金持ちが200万ドルを先着一名様にプレゼント☆という掟無用のレースに、Mr.ビーンことアトキンソン演じる変なイタリア人と、おバカな小悪党兄弟、27年ぶりに再会したわりに血は争えない母子(爆裂ドレッドヘアの母親がウーピー!)と、ウソのつけない「いい人」な青年と、そしてジャッジミスで全米のアメフトファンの恨みと嘲笑をかっている審判、家族旅行中のユダヤ人一家(これがまた皆まるまるとしているんだ)が様々な人を巻き込んで爆走するのです。倫理的にどうよ、というギャグがかなりありますが、まぁ、コメディですから(笑)。もちろん最後はハッピーエンド。
映画の後で、改装工事の終わったJR上野駅を散策。あまりの中途半端に変貌っぷりに「ここは上野じゃねぇ」と呟きたくなるほど仰天してしまいました(笑)。
うーん。高校時代はここが最寄りの繁華街だったせいか、“津軽海峡冬景色”の似合う、あの古ぼけた駅でいて欲しかったなぁ、という気持ちがちょっとありますな。東京のミステリーゾーン・京成上野動物園駅も閉鎖してしまいましたからね。
唯一の良い点は「つかえる大きい書店」が出来たこと。上野って駅前の書店はデパートの奥の小規模店か、ピンク雑誌だらけか、とある分野で有名な雑誌『薔薇族』を売っているか、コミック専門店でしたから。
書院をちょいと更新。