2001/03/13

私の気に入った本は、大抵書店に置いていないか、既に撤去されています。最近そのパターンが多いみたいでいろいろがっくりくる目に遭っています。

まず『ベトナムの社会と文化 2』。これは去年の12月に出ていました。敗因は出版社のホームページに「1月近刊」とか書いてあったのを信じてしまったこと。更新を忘れる企業‥‥ありがちな間違いです。ほんとに養老先生のいうとおりでしたなぁ。インターネットの情報というものは固定化されている。

次にヒューリック『真珠の首飾り』、こちらのディー判事シリーズは次々に出版社が替わってほんとに困ります。三省堂他・筑摩・中公ときて、今度はハヤカワポケットミステリでの登場です。まぁこの新書からは2冊目だから古巣に戻ったといえばそういえなくもないのかな。

最後に須賀しのぶという作家の本。妄想共有系キャラクター記号派の大はずれが多いので昔からコバルト文庫は読まないのですけれど、この人の物語はぎりぎりで踏ん張っていて面白い。ところがシリーズ物を読もうとするとコバルト文庫の哀しさで、大抵書棚には新刊しか置いていない! かくして彼方此方の大書店を彷徨う私‥‥。コバルト探すには大書店よりマンガ専門書店の方がいいのかもね。