2001/05/10

なんだか国会が楽しそうっすね。土井さんや志位さんも国会で発言していて嬉しそう。森さんの時は叩いても反応が鈍かったからねぇ。 この数年、中世ヨーロッパ思想関連の本を少しづつ読んでいます。 で、いっつも思うのが、所謂魔術・異端・民間信仰などの「心性」ものとキリスト教神学やスコラ哲学などを双方のダイナミックな相関関係として語った本が意外に少ないなー、ということ。 大概、どっちかに寄ってしまうようです。片方だけでも面白く深いテーマだけに、両方やるのは大変なのかもしれませんが、切っても切れない両者を力業でも良いので、えいやっと読ませてくれる本が欲しいですね。 いえね、ギンズブルグやアリエス、ラデュリ、ル・ゴフ、リュシアン・フェーブルが物足りないと言っているわけではないです。ヨーロッパ思想史を一貫したシステムとして語って欲しいだけ。今まで無視されていた思想・心性を再評価する作品を続々翻訳してくれるのは大歓迎。ただ、批判の元になっている本の翻訳や復刻が少なくて手に入れづらいし、系統立てて紹介してくれる文献もあまりないみたい。私の不勉強に過ぎないのでしょうか? 誰かこういう文献を知っていたら教えてください~。