油断していたら一日60通近いスパムメールが届くようになっていました。しかも殆どが info@~.com、または info@mail.~.com というアドレスからのメールです。~の部分は膨大な組み合わせで生成されるので、これを一々指定して拒否するのは至難の業でしょう。私の加入しているプロバイダの Plala では、「メールリジェクト」という、そこそこ強力なツールが提供されているので随分フィルタリングできますが、簡単な拒否サービスしか提供していないところはかなり厳しい状況になっているのではないかと。 ちなみに私はinfo系スパムの拒否条件を「返信アドレスに“info@*.com”(または“info@mail.*.com”)が指定されており、かつ、ヘッダの“Message-ID”に“qmail@mail”とあること」としています。qmail は有名なメーリングリスト管理ソフトで、info系はこれが特徴です。要するにこのスパム業者はおそらくメーリングリスト形式でアドレスを管理しているのでしょう。
おまけに最近は、送信者の部分に =?gb2312?B?aW5mb3JtYXRpb24=?= という文字列を指定するという凝ったメールもかなり来ています。つまり、“?gb2312?B?”の部分で中国語の文字コードだとメーラーに明示して、“aW5mb3JtYXRpb24”を“information”と解釈させているのです。ですから、条件を“information”で指定しても、“=?gb2312?B?aW5mb3JtYXRpb24=?=”とは一致しないので拒否条件をすり抜けてしまうのですな。送信者以外の部分は日本語の指定をしているので、小知恵のきく誰かが「この文字列をコピペしろ」と日本の業者に吹き込んだ可能性が高い‥‥‥‥まったく悪辣です。
伊福部昭さんが亡くなられました。ゴジラなどの特撮音楽で有名な方でしたが、日本現代音楽の開拓者でもありました。ご冥福をお祈り致します。
読書:『日経サイエンス』(1日目)